この記事はiPadはテザリングで十分?SIMは必要なのか?について、実体験から気になるところを紹介している記事です。
iPadのセルラーモデルはWi-Fiモデルと比較して、価格が高いからテザリングを利用すれば十分かな?って思っているんだけど、実際はどうなの?
と言う疑問に答えます。
スマートフォンのテザリング機能を使ってiPadをインターネットに接続する方法は、多くの方にとって魅力的な選択肢です。
僕自身、Wi-FiモデルとセルラーモデルのiPad miniをどちらも利用しているので、テザリングで十分だと感じる時と、そうではない時があると感じます。
そこでこの記事では、iPadはテザリングで十分なのか?SIMを契約した方がいいのか?について実体験から感じたことを紹介していきます。
iPadのテザリングの使用感について知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 初代iPadからずっと愛用中
- 現在はiPad mini 6とiPad(第10世代)を利用中
- 関連アクセサリーも大好き!iPadを便利に使えるガジェットや周辺機器を多数愛用中
- iPadの「いつでも、どこでも、すぐに使える」魅力を発信中
【結論】iPadでのテザリングは短時間利用なら十分だけど、長時間利用には不向き
まず結論から。
僕自身が実際に使った経験としては、短い時間にパッと利用するならテザリングでも十分です。
しかし長時間使う場合は、iPadをWi-Fiで接続したり、セルラーモデルでネット回線を契約した方が圧倒的に使いやすいです。
と言うのも僕自身、iPadでテザリングを様々な場面で試してきました。
例えば、移動時間やカフェでの待ち時間など、数分から数十分程度の短時間で、メールの確認やウェブサイトの閲覧程度ならテザリングでも十分快適に利用できます。
手軽に接続できるテザリングは、簡単でパッとしたな短時間の作業なら、非常に便利に活用できます。
しかしオンライン会議や動画視聴、大容量ファイルのダウンロードなどを長時間行う場合、テザリングよりもWi-Fiを利用したり、SIMを契約して使った方が圧倒的に便利です。
テザリングはiPhoneとiPadを2台同時に使うので、iPhoneのバッテリーも同時に消耗しますし、発熱もします。
例えば僕が3時間程度テザリングを利用していた時は、バッテリー残量が10%まで低下してしまいました。
他にもテザリングはCPUに大きな負荷をかけ、iPhoneの他のアプリの動作や寿命にも影響を与える可能性があります。
このような経験から、テザリングは「急な確認作業」や「ちょっとした調べもの」など、短時間利用なら十分に使えます。
しかし、長時間のビデオ会議や動画視聴などの本格的な作業は、Wi-Fi接続やセルラーモデルをした方が快適に使えると思っています。
次の項目では、テザリングを行った時に感じたことを掘り下げて解説していきます。
下記の記事では、iPad miniにセルラーモデルは必要なのはどんな人なのか?買って後悔するのか?実体験から紹介しています。
関連記事iPad miniのセルラーモデルは必要?買って後悔する?【Wi-Fiモデルとどっちがいいのか?徹底解説】
iPadでテザリングを使って分かった、気になるところ
僕自身の経験から短時間の利用ならiPadはテザリングで十分、長時間ならWi-FiやSIM契約がおすすめです。
では実際に僕がiPadでテザリングを使って分かった気になるてんや注意点を詳しく説明していきます。
- データ通信量の管理が必要
- 接続の切り替え管理が必要
- バッテリー消費と発熱に注意
順番に解説します。
データ通信量の管理が必要
iPadでテザリングを使用する時に一番気になったのはiPhoneの月間データ容量を常に意識する必要があることです。
特に動画視聴やアプリのダウンロードなど、大容量のデータ通信を行う場合は要注意です。
例えば、YouTubeで1時間のHD動画を視聴すると約1GB、Zoomでのビデオ会議を1時間行うと約1.5GB程度のデータを消費します。
しかもiPadは大画面であるため、高画質での動画視聴やゲームのダウンロードなど、気が付かないうちに大容量のデータ通信が発生しやすい点です。
僕自身はahamoを利用しているので、テザリングを利用しても月に30GBまでなら結構使っても大丈夫かな?と思っていました。
しかしテザリングでのデータ通信は、iPhoneでの使用分と合算されるため、月末にスマホでの通信に支障が出る可能性もあります。
常にデータ使用量を確認しながら、iPadてテザリングを行うのはストレスですし、使い勝手が悪いと感じてしまいます。
iPadでテザリングを多く使っていると、気づかないうちに月間のデータ容量を使い切ってしまい、通信速度が制限される場合があります。
このようにテザリングは便利だけど、使い放題のプランを利用している方以外は、短時間の利用に留めた方が良いのかな?と感じています。
下記の記事では、実際にアハモを利用して感じたメリットとデメリットを紹介しています。
関連記事アハモで後悔した!最悪!やめとけ!は本当なのか?【実際に乗り換えて感じたメリット・デメリット】
接続の切り替え管理が必要
次に気になったのは、ネットの接続先を切り替える管理が必要な点です。
テザリングを使用する際は、Wi-Fi環境に入った時の接続切り替えを適切に行う必要があります。
切り替えを忘れると、Wi-Fi環境下でもテザリング接続をしたままになり、不要なデータ通信をテザリングで行ってしまう可能性があります。
例えば、自宅のWi-Fiに接続しているにもかかわらず、テザリングがオンになっていると、iPhoneのデータ容量を無駄に消費してしまいます。
こまめに接続状況を確認し、必要に応じて切り替える必要がありますが、思った以上にこの切り替えを忘れてしまうんですよね。
自宅に帰宅後、YouTubeやプライムビデオなどを視聴した後に、このことに気づくとショックが大きいです。
特に月初めにこのミスをすると、1ヶ月間後悔が続くことになります。
このように手軽な分だけ、切り替えを忘れるミスが出やすい点は気になるところです。
下記の記事では、無印iPad第10世代を購入して使っている経験から特徴や機能を紹介しています。
関連記事iPad 第10世代を買うべきか?【実際に使ってわかった特徴や機能を実機レビュー】
バッテリー消費と発熱に注意
他にもテザリング利用時のiPhoneの状態にも気になります。
通常テザリングを利用すると、iPhoneは通常の使用時よりもバッテリーを多く消費します。
iPhoneが無線LANルーターとして動作し、継続的にデータ通信を行うため、通常使用時の2〜3倍程度のバッテリー消費する可能性が高いです。
他にも継続して動かしているため、長時間のテザリング利用ではiPhone端末の発熱も大きな問題となります。
iPhoneは使っていない印象なのに、バッテリー消耗が激しく、すぐに電池の残量がなくなるイメージです。
そのため、iPhoneを使いたい時にバッテリーがない!と悩むことも多くなりました。
他にも夏場や直射日光の当たる場所での使用時は、端末の温度が著しく上昇する可能性があります。
この発熱は、スマートフォン本体の性能低下や寿命に影響を与える可能性があるだけでなく、最悪の場合は機器の故障につながる恐れもあります。
このように、iPhone自体の寿命にも大きな影響を与えている印象があったので、長時間のテザリングは控えた方がいいのかな?と感じています。
下記の記事では、iPad mini 6を発売当初に購入して今も利用している経験から、長期レビューをまとめています。
関連記事iPad mini 6を長期レビュー【評判悪い?いつまで使える?実際に利用してわかったことまとめ】
iPadの長時間利用する場合やデータ通信量が多い場合はどうすればいい?
これまで説明してきたように、テザリングには様々な制限があります。
では、iPadを本格的に活用したい場合は、どのような接続方法を選べばよいのでしょうか?
- セルラーモデル+SIM契約
- Wi-Fi環境を活用する
状況に応じて選択できる2つの方法について、メリットとデメリットを含めて詳しく解説します。
セルラーモデル+SIM契約【どこでも快適なiPad生活だがコストがかかる】
まず1つ目の選択肢はセルラーモデルのiPadを購入し、専用のSIMを契約する方法です。
僕の経験では、これが最も手軽でiPadを便利に使う方法です。
携帯キャリアとデータ通信専用のSIM契約を結ぶことで、Wi-Fi環境がない場所でも快適にインターネットを利用できます。
月々の支払いが発生しますが、テザリングの手間やスマホへの負担を軽減できます。
メリット | デメリット |
---|---|
バッテリー消費や発熱の心配がなくなる データ消費量も気にしなくて良い テザリングよりも通信速度が安定する iPhoneを使わなくて良い | セルラーモデルは2〜3万円程度高い SIMの利用料として毎月支払いが必要 |
僕自身はIIjmioのeSIMを契約して、利用していました。
テザリングを行う時にデメリットに感じた、データ消費量や回線の切り替え、iPhoneの消耗などの問題は解消するので、非常に快適に使えたと思っています。
その反面、現在Wi-FiモデルのiPadを利用しているなら、セルラーモデルのiPadをあたらめて購入する必要があります。
また毎月1,000円から3,000円程度の費用が別にかかる点も負担になります。
現在はWi-Fiが整った環境に居ることが増えたので、現在はSIM契約をしていませんが、テザリングよりも確実に便利だったと思います。
下記の記事では、僕自身がeSIMを使ってきた経験から、おすすのSIMを紹介しています。
関連記事iPad mini 6でeSIMを使うならどれがいい?【実際に使ってわかった楽天モバイルとIIJMIOを徹底比較】
自宅やオフィスでの利用なら、高速Wi-Fi環境の構築がベスト
2つ目の選択肢は、使用場所が比較的固定的な場合のWi-Fi環境の整備です。
私の場合、自宅の光回線とWi-Fiルーターを新しくしたことで、スピードも安定性も大幅にアップしました。
今利用しているNECのルーターはメッシュWi-Fiという仕組みのルーターです。
建物の中で電波が届きにくい場所やスピードが遅い場所がある場合、簡単に子機を増やしてWi-Fi環境を改善することができます。
以前使っていた無線LAN中継機は、部屋ごとに接続先のSSIDを変更する必要がありましたが、その手間も不要です。
このように、利用シーンに応じて最適な接続方法を選択することで、iPadの性能を最大限に活かすことができます。
特に仕事で使用する場合は、多少のコストがかかっても、安定した通信環境を確保することをおすすめします。
下記の記事では、NECのメッシュWi-FiであるAterm AM-AX1800HPを使った感想をまとめています。
関連記事Aterm AM-AX1800HPを評価レビュー【WiFi6やIPv6も使える高性能メッシュWiFi】
iPadでテザリングを利用する前に知っておきたい注意点【Q&A】
最後にiPadでテザリングを利用する前に知っておきたい注意点を解説していきます。
簡潔にQ&A形式で紹介します。
iPadのセルラーモデルはSIMを契約しないと使えないの?
セルラーモデルはSIMカードを挿入しなくても、Wi-Fi環境下ではWi-Fiモデルと同様に使用できます。
しかし、携帯電話回線を利用したデータ通信を行うためには、携帯キャリアとのSIM契約が必要です。
iPadのセルラーモデルからWi-Fiモデルに変更できる?
残念ながら、一度購入したiPadのモデルを後から変更することはできません。セルラーモデルを購入後にWi-Fiモデルに変更したり、その逆も不可能です。
購入前に、自身の利用状況をよく考慮してモデルを選ぶことが重要です。
iPadのセルラーモデルかWi-Fiモデルか確認する方法は?
Padの背面を確認することで、モデルを判別できます。「Wi-Fi + Cellular」と記載されていればセルラーモデルです。
記載がない場合はWi-Fiモデルとなります。
iPadでテザリングできない時の対処法は?
iPadでテザリングができない場合、いくつかの原因と対処法が考えられます。
以下の手順を順番に試してみてください。
インターネット共有の確認⇒「設定」>「インターネット共有」(または「モバイル通信」>「インターネット共有」)で「ほかの人の接続を許可」がオンになっているか確認しましょう。
まず、Wi-Fiがオンになっているか確認しましょう。
その上で、パスワードの確認を行い間違っていないか?確認が必要です。
上記で解決しない場合は、iPhoneを再起動してみてください。
それでもダメなら、キャリアに問い合わせてテザリング契約状況や通信障害の有無を確認しましょう。
まとめ
iPadはテザリングで十分なのか?SIM契約が必要なのか解説しました。
テザリングは、外出先での一時的なインターネット接続には非常に便利な機能です。
例えばカフェでの調べものや外出先での急な作業、30分程度の短時間利用ならiPhoneとiPadを利用したテザリングで十分でしょう。
しかし、長時間利用や大容量データ通信を頻繁に行う場合は、セルラーモデルの購入やWi-Fi環境の整備を検討するのがおすすめです。
回線の切り替えやデータ消費量を気にする必要がない点が魅力です。
テザリングは便利な機能ですが、あくまでも補助的な利用に留めることで、iPadの性能を最大限に活かすことができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!