「Amazonアカウントの情報を更新する必要があります」ってメールは本物？【見分け方や対処法まとめ】

「Amazonアカウントの情報を更新する必要があります」というメールが届いて、焦っていませんか？

「本物なのか詐欺なのか分からなくて不安…」「アカウントが停止されたらどうしよう…」

まず安心してください。そのメールは100%フィッシング詐欺です。

このような詐欺メールは2023年8月頃から急激に増加しており、「重要なお知らせ」や「24時間以内に確認が必要」といった緊急性を煽る文言で、冷静な判断力を奪おうとします。

見た目も本物のAmazonメールと酷似しているため、多くの方が混乱してしまうのも当然です。

また、Amazon公式サイトのメッセージセンターを使った確実な確認方法や、今後の被害を防ぐための具体的な予防策も紹介するので、この記事を読むことで安心してAmazonを利用できるようになります。

「Amazonアカウントの情報を更新する必要があります」というメールに困っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「Amazonアカウントの情報を更新する必要があります」や「Amazon 重要なお知らせ 情報を更新してください」ってメールは本物？

まず結論から断言します。

これは断言できる理由があり、Amazon公式サイトでも明確に「Eメールで個人情報の提供を依頼することは決してありません」と公表しているからです。

実際に僕も先月、上記画像のような「アカウント情報更新のお願い」というなりすましメールを受け取りました。

一瞬、「あれ？何か設定を間違えたかな？」と焦りましたが、よく見ると「アカウ、ント」という不自然な誤字脱字があり、これで詐欺だと確信できました。

これらの詐欺メールの目的は、偽サイトに誘導してあなたの個人情報やクレジットカード情報を盗むことです。

「24時間以内にご確認がない場合、アカウントの利用制限をさせていただきます」といった緊急性を煽る文言で、冷静な判断力を奪おうとします。

このようなスパムメールが届いた時は、絶対にリンクをクリックせず、無視して削除することが最も安全な対処法です。次の章では、確実に見分ける方法を詳しく解説していきます。

Amazonからの正規メールと詐欺メールを見分ける方法

実はAmazonからの正規メールと詐欺メールを見分けるのが困難な理由があります。

僕自身もプライム会員として長年Amazonを利用していますが、年に数回は正規のメールが届きます。

僕自身はプライム会員に登録しているので、有料会員のアカウント更新3日前にメールで通知するサービスを利用しています。

上記のようにプライム会員のアカウント設定から通知の設定を行うことで、課金される前に解約が可能になるなど、メリットがあります。

そのため最初に詐欺メールを受け取った時は、「もしかして本物かも？」と一瞬迷ってしまった経験があります。

Amazonからの正規メールの見分け方

まず最初にAmazonからの正規メールの見分け方から紹介していきます。

この方法なら99%のなりすましメールは安全に対処できますし、時間も節約できるのでおすすめです。

またAmazon公式からのメールには、Amazonに登録しているアカウントの氏名が記載されることが多いです。

そのためメールにアカウントに登録した氏名が含まれいるのか？をしっかり確認しましょう。

このようにメールのアドレスとAmazonに登録した氏名の有無で、かなりの確率で正規メールと詐欺メールを見分けることが可能です。

Amazonを騙る詐欺メール見分け方

次にAmazonを騙る詐欺メールの見分け方を紹介します。

また詐欺メールはしばしば「Amazonアカウント情報更新のお願い」といったすぐに対応が必要に印象を持たせる題名で送られてくることが多いです。

他にもメール内にはアカウント情報を更新するためのリンクが含まれていて、正規メールよりもボタンを強調する、文章に違和感があるなどの違いがあります。

Amazonを騙る詐欺メールに対する確実な対処法

このようにAmazonからの正規メールと詐欺メールの見分け方は存在します。

Amazonを装った詐欺メールは巧妙化しており、一見すると正規のメールと見分けがつきにくいことが多いです。

ではどうすればAmazonからの正規メールなのか？詐欺メールなのか？確定できるのか？2つの方法を紹介していきます。

Amazonメッセージセンターでの確認方法

まず一番手軽にAmazonからの正規メールかどうか確認する方法を紹介します。

というのもAmazonからの重要な通知はメールだけでなく、Amazonの公式サイト内にある「メッセージセンター」にも届きます。

不審なメールを受け取った際には、Amazonの公式サイトに直接アクセスし、メッセージセンターを確認することで、そのメールが本物かどうかを確かめることができます。

もしメッセージセンターに同じ内容の通知が存在しない場合は、受け取ったメールが詐欺である可能性が高いため、無視するか削除してください。

関連Amazonアカウントサービス

カスタマーサービスへの相談方法

もしメールの真偽が不明で不安を感じる場合や、詐欺メールによって個人情報を入力してしまった場合は、直ちにAmazonのカスタマーサービスに連絡することが最善の対応策です。

カスタマーサービスに連絡する際には、受け取ったメールの詳細や、詐欺メールによってどのような情報を入力してしまったかを明確に伝えることで、迅速かつ適切な対応を受けることができます。

実際、Amazonのカスタマーサービスを選択すると下記のように詐欺メールの問い合わせボタンがあります。

Amazonはユーザーの安全とセキュリティを非常に重視しており、詐欺に関する報告には真摯に対応していますので、不安や疑問がある場合は遠慮なく相談することがおすすめです。

関連Amazonカスタマーサービス

【状況別】万が一、詐欺メールに反応してしまった場合の緊急対処法

次に万が一、詐欺メールをクリックしたり反応してしまった場合の対処法を紹介します。

もし詐欺メールに何らかの反応をしてしまっても、正しく対処すれば被害を最小限に食い止められます。

パニックにならず、段階的に対処することです。どのケースでも完全に手遅れということはありませんので、冷静に行動しましょう。

順番に解説します。

ケース1：メールを開封、またはリンクをクリックしただけの場合

まず最初にメールを開封、またはリンクをクリックしただけの場合から解説します。

この場合は、偽サイトに何も入力せずに、すぐにブラウザのタブやウィンドウを閉じてください。

念のため、ブラウザのキャッシュ（閲覧履歴）を削除しておくと、より安心です。

ケース2：偽サイトにID・パスワードを入力してしまった場合

次のケースは偽サイトにID・パスワードを入力してしまった場合です。

この場合は、直ちにAmazon公式サイト（ブックマークや公式アプリ経由）にアクセスし、パスワードを変更してください。

しかもこの場合に焦って詐欺メールのリンクからはアクセスせず、必ず公式サイトから行うことが重要です。

ケース3：クレジットカード情報を入力してしまった場合

3つ目のケースはクレジットカード情報を入力してしまった場合です。

今すぐクレジットカードの裏面に記載されている電話番号に連絡し、カード会社に事情を説明してカードの利用を停止してもらってください。

Webサイトで問い合わせ先を探すより、カード現物の裏面を見るのが最も早くて確実です。

この「アプリで即停止→電話で詳細連絡」の2ステップを覚えておいてください。

不正利用の場合は時間との勝負が必要な場合もあるので、この順序が最も効率的で確実です。

また、住所や氏名などの個人情報も一緒に入力してしまった場合は、最寄りの警察署または各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口（電話番号: #9110）にも相談してください。

このような緊急事態では、恥ずかしさや自己嫌悪よりも、迅速な行動が何より大切です。

被害を未然に防ぐためにも、躊躇せずに専門機関に相談することをおすすめします。

今後の被害をゼロにするための鉄壁セキュリティ対策とは？

次にフィッシング詐欺メールに二度と騙されないために、Amazonアカウントのセキュリティレベルを最大限に高めましょう。

実際にこれらの対策を実施してから、迷惑メールやなりすましメールを受け取っても、全く不安を感じなくなりました。

アカウント保護の観点から、必ず実行することをおすすめします。

対策1：二段階認証を必ず有効にする

まず最初の対策は二段階認証です。

二段階認証は、パスワードに加えて、お使いのスマートフォンに届く確認コードの入力を必須にする仕組みです。

これは最も強力な防御策ですので、必ず設定してください。

最初は「ログインが面倒になるかな？」と思いましたが、実際には30秒程度の手間で、セキュリティが飛躍的に向上するので、むしろ安心感の方が大きいです。

この設定により、ログイン時にパスワードだけでなく、スマートフォンに送られる確認コードの入力が必要になります。

これで不正ログインのリスクは99%以上削減できます。

対策2：Amazon公式アプリかブックマークからアクセスを徹底する

Amazonで買い物やアカウント情報の確認をする際は、メールのリンクからではなく、必ず公式のショッピングアプリ、または事前にブラウザにブックマークした公式サイトからアクセスする癖をつけましょう。

なぜなら、PCでブラウザ検索からアクセスすると、広告や検索結果に紛れ込んだ偽サイトを誤ってクリックしてしまうリスクがゼロではないからです。

その点、スマートフォンにインストールした公式アプリなら、偽物にアクセスする可能性は皆無です。

これにより、偽サイトに誘導されるリスクを根本から断ち切ることができます。

パスワード管理や迷惑メールフィルターと組み合わせることで、詐欺被害の防止効果がさらに高まります。

詐欺メールに対処する前に知っておきたい注意点【Q&A】

最後にメールに対処する前に知っておきたい注意点を解説します。

まとめ

「Amazonアカウントの情報を更新する必要があります」ってメールは本物なのか？詐欺の詳細と対処法まとめました。

このようなメールを受信した際は、発信元のメールアドレスと、Amazonアカウントに記載した氏名が記載されているか？確認しましょう。

ただし、自分で詐欺メールかどうか？見分けるのが不安な方は、Amazon公式のメッセージセンターを確認しましょう。

基本的にはこの方法でメールの真偽を確認することが可能です。

この種の詐欺メールは、見た目や文言がAmazonからの正規の通知と酷似しており、一見してその違いを見分けることは難しいです。

このような詐欺の手口は、日々巧妙化しており、2023年9月には「【重要なお知らせ】Amazon情報の確認をお願いします」という新たな形式の詐欺メールも拡散され始めました。

自分を守るためにも、この真偽を見分ける方法を活用してみてくださいね！