この記事はTP-LinkのメッシュWi-FiであるDeco X50を評価レビューしている記事です。
TP-LinkのDeco X50に興味があるんだけど、機能や使い勝手はどう?詳しいレビューが知りたいな!
と言う疑問に答えます。
TP-LinkのメッシュWi-Fiは、種類が豊富でコスパも良いので人気がありますよね!
しかしTP-LinkのメッシュWifiは複数の種類があり、どれを選ぶのが正解なのか?選択が難しいのも事実です。
そこでこの記事では、Deco X50のデザインや設定・接続方法、使い勝手などを詳しく評価レビューしていきます。
Deco X50が知りたい人は、是非参考にしてみてください。
TP-Link Deco X50の評判や口コミは本当か?【実際に使ってみた】
まず結論から。
TP-LinkのDeco X50は、最新規格のWi-Fi6に対応した高性能なメッシュWi-Fiです。
- デュアルバンド対応のメッシュWi-Fi
- AI搭載でネットワークの利用状況に応じて最適な環境を構築
- 最新の規格Wi-Fi6に対応
- 5GHzと2.4GHzの合計で最大3000Mbpsの通信が可能
- ギガビットポートを3つ搭載
- 最新セキュリティ規格WPA3やTP-Link HomeShieldに対応
- 3年保証で故障時も安心
特徴的なのがAIを搭載している点で、利用状況を学習した上で最適なWi-Fi環境を作ってくれます。
元々メッシュWi-Fi自体が建物全体をカバー出来るルーターですが、この機能のおかげで、より快適なネット環境を作ることが可能です。
しかもLANポートを3つ搭載しているので、有線接続しか出来ないPCやネット端末が多い場合に便利です。
セキュリティの部分でも最新規格のWPA3やTP-Link HomeShieldが利用できるなど、安心です。
基本機能は充実していますし、より快適なネット環境を作りたい人におすすめのメッシュWi-Fiと言えます。
下記の記事では、2023年におすすめの最強メッシュWi-Fiはどれなのか?詳しく解説しています。
関連記事【2024年版】最強おすすめのメッシュwifiはどれ?【トライバンドとデュアルバンドの比較も徹底解説】
TP-Link Deco X50をレビューする【デザイン/接続方法/スピードや使い勝手】
それでは順番に、TP-LinkのメッシュWi-FiであるDeco X50をレビューしていきます。
デザインや設定・接続方法、スピードや使い勝手のポイントは下記の通りです。
- デザイン⇒白を基調としたコンパクトで邪魔にならないデザイン
- 設定・接続方法⇒アプリを利用して簡単に初期設定が可能
- スピードや安定性⇒部屋を移動しても安定したスピードを計測
- 使い勝手⇒アプリで接続端末や通信速度のチェックなど様々な確認が出来る
- 不満点・デメリット⇒トライバンドにしたいならDeco X90などにする必要がある
順番に解説します。
デザイン【白を基調としたコンパクトで邪魔にならないデザイン】
まず最初にDeco X50の全体的なデザインからレビューしていきます。
Deco X50の本体は、白を基調としたコンパクトで邪魔にならないデザインです。
実際、同じTP-LinkのArcher AX4800と比較すると、非常にコンパクトなサイズに収まっています。
アンテナ内蔵タイプなので、かなり小さく見えます
この他にもiPhone 13と比較すると、このようなサイズ感になります。
また高音質なスマートスピーカーのSONOS ONEと比較すると、一回り以上コンパクトです。
このようにWi-Fiルーターとして非常にコンパクトなので、場所を選ばずに設置出来るでしょう。
また背面の部分を見てみると、Deco X50の特徴であるギガビットポートが3つ搭載されています。
このギガビットポートは、WAN/LANを自動判別してくれる点が魅力です。
通常のメッシュWi-Fは、1つか2つのギガビットポートの場合が多いので、有線LANを利用するデバイスが多い場合に重宝するでしょう。
また電源アダプターも白を基調としたデザインで、Deco X50と同じような質感になっています。
Deco X50は、サイズがコンパクトですしデザインもおしゃれに仕上がっているメッシュWi-Fiと言えるでしょう。
設定・接続方法【アプリを利用して簡単に初期設定が可能】
次にDeco X50の初期設定についてレビューしていきます。
Deco X50は、アプリを利用して簡単に初期設定が可能です。
\\Deco X50の設定・管理用アプリ//
上記のアプリをインストールして、画面の指示に従うだけで初期設定は完了します。
ただし、事前に下記の準備をしておいた方がよりスムーズに設定出来るでしょう。
- メールアドレス⇒アプリの利用に必要になる
- アプリ用のパスワード⇒アプリのログイン等に必要になる
- ネットワークの名前(SSID)⇒自分で接続先(Deco)の名前を決める必要がある
- SSIDのパスワード⇒SSIDのパスワードも自分で設定する必要がある
また、本体下部のLEDライトでもDecoユニットの状況が確認できます。
SSIDの名前やパスワードを準備しておけば、アプリの指示に従うだけなので、悩むことはないでしょう。
このように初期設定はアプリ上からも本体のLEDからも確認できる点は、手軽だと思います。
TP-Link公式サイトでは、Decoアプリの使い方が解説されているので、必要な場合にチェックすると良いでしょう。
スピードや安定性【部屋を移動しても安定したスピードを計測】
次にスピードや安定性についてレビューしていきます。
Deco X50は、部屋を移動しても安定したスピードを計測できました。
同じTP-LinkのArcher AX4800を利用した時のスピードは下記の通りです。
同じ条件(ルーターは1階、PCは真上の2階)で、Deco X50のスピードを測定すると下記のようになりました。
ダウンロードのスピードは同程度ですが、アップロードのスピードは早くなりました。
インターネットの環境が良い場合は、もっと快適なスピードを計測するはずです。
それ以上に感じたのは、建物全体のネット環境が良くなったことです。
1階に1台、2階にもう一台のDeco X50を設置してみましたが、電波の状況が良くなった印象です。
電波が届く範囲が広がり、スピードが低下しにくくなりました。
AI機能を搭載しているおかげで、普通に利用するだけでネット環境を改善してくれる効果が出ているんだと思います。
設置して終わりではなく、波の状況を常に改善したい場合は、良い選択肢と言えそうです。
下記の記事では、NEC製のメッシュWi-FiであるAterm AM-AX1800HPのデザインや機能を詳しくレビューしています。
関連記事Aterm AM-AX1800HPを評価レビュー【WiFi6やIPv6も使える高性能メッシュWiFi】
使い勝手【アプリで接続端末や通信速度のチェックなど様々な確認が出来る】
次に使い勝手の部分をレビューしていきます。
Decoアプリを利用すると、接続端末の状況や通信速度など様々な確認をすることが可能です。
通常、Wi-Fiルーターを初期設定した後に管理画面にログインすることは少ないと思います。
しかしDeco X50は、アプリを利用するだけで様々な情報をチェック出来ます。
- Decoユニットの状況確認やDecoの追加、バージョンアップ
- 接続している端末の種類や台数の確認
- 接続している端末のリアルタイムのスピードチェック
例えばDecoユニットの状況は、下記のように確認できます。
今回2台のユニットを利用しましたが、2台ともに問題なく利用できていることが確認できます。
また接続しているデバイスの状況やリアルタイムのスピードをチェックすることが可能です。
初期設定だけでなく、いつもアプリを利用して状況を確認できるのは便利だと思います。
不満点・デメリット【トライバンドにしたいならDeco X90などにする必要がある】
最後に不満点・デメリットをレビューしていきます。
Deco X50はデュアルバンドに対応したメッシュWi-Fiです。
そのため接続する端末が多い場合など、トライバンドのメッシュWi-Fiと比較して、安定性が悪くなる場合があります。
もちろん、自宅で利用する場合はデュアルバンドでも問題ない場合が多いですが、トライバンドに魅力を感じる方は注意が必要です。
ちなみにTP-Linkでトライバンドに対応したメッシュWi-Fiには、Deco X90があります。
このDeco X90は、トライバンドに対応して高性能な分だけDeco X50に比べると価格が高めです。
デュアルバンドのメッシュWi-Fiでも問題ない人が多いと思いますが、トライバンドを利用したい!と考えている人は注意しましょう。
TP-Link Deco X50とX60/X20との違いを比較【スピードやストリーム数、有線LANポート】
最後にTP-LinkのメッシュWifiとして人気のDeco X60やDeco X20と、今回レビューしたDeco X50の違いを比較していきます。
Decoシリーズの3機種を比較すると、下記のようになります。
Deco X50 | Deco X60 | Deco X20 | |
---|---|---|---|
Wifiの速度 (5GHz) | 2402Mbps | 2402Mbps | 1201Mbps |
Wifiの速度 (2.5GHz) | 574Mbps | 574Mbps | 574Mbps |
ストリーム数 | 4ストリーム | 6ストリーム | 4ストリーム |
有線ポート | ギガビットポート×3 | ギガビットポート×2 | ギガビットポート×2 |
重量 | 484g | 581g | 583g |
価格 | 24,800円 | 30,800円 | 20,800円 |
シンプルに性能面で言うと、DecoX60・Deco X50・Deco X20の順番になります。
Deco X60は5GHz帯は2402Mbpsのスピードで6ストリームなので、混雑にも強い点がメリットです。
一方で、Deco X50はスピードは同等ですが、4ストリームにグレードがダウンします。
Deco X20はスピードもストリーム数もグレードダウンしますが、価格面で一番安い点がメリットです。
これ以外の部分では、今回レビューしたDeco X50は有線LANポートの数が多い点が魅力です。
接続する有線LANの数が多い場合に優位ですし、中間のモデルなので性能と価格のバランスが取れている点が一番の魅力です。
どのモデルもそれぞれ良さがありますが、一番バランスが取れているのがDeco X50かな?と感じます。
まとめ
- 最新規格のwifi 6に対応したコンパクトなメッシュwifi
- AI搭載でネットワークの利用状況に応じて最適な環境を構築
- トライバンドのメッシュwifiには一歩劣る
Deco X50のスペック詳細
製品名 | Deco X50 |
メーカー | TP-Link |
ワイヤレス規格(5GHz) | IEEE 802.11ax/ac/n/a |
ワイヤレス規格(2.4GHz) | IEEE 802.11ax/n/b/g |
Wi-Fi速度(5GHz) | 2402Mbps |
Wi-Fi速度(2.4GHz) | 574Mbps |
適用範囲 | 420㎡(2ユニット) |
最大接続台数 | 150台 |
Wi-Fi性能 | デュアルバンド |
アンテナ | 内蔵アンテナ×2 |
動作モード | ルーターモード/ブリッジモード |
有線ポート | LANポート×3(各ユニット) |
サイズ(W×D×H) | 110×110×114mm |
TP-Link製のメッシュWi-FiであるDeco X50の評価レビューをまとめました。
TP-LinkのDeco X50は、最新規格のWi-Fi6に対応した高性能なメッシュWi-Fiと言えます。
- デュアルバンド対応のメッシュWi-Fi
- AI搭載でネットワークの利用状況に応じて最適な環境を構築
- 最新の規格Wi-Fi6に対応
- 5GHzと2.4GHzの合計で最大3000Mbpsの通信が可能
- ギガビットポートを3つ搭載
- 最新セキュリティ規格WPA3に対応していて、セキュリティも安心
一方で、2パックのセットでも3万円以下で買えるコスパの良さも魅力です。
実際に利用してみると、以下の部分が印象に残りました。
- デザイン⇒白を基調としたコンパクトで邪魔にならないデザイン
- 設定・接続方法⇒アプリを利用して簡単に初期設定が可能
- スピードや安定性⇒部屋を移動しても安定したスピードを計測できる
- 使い勝手⇒アプリで接続端末や通信速度のチェックなど様々な確認が出来る
- 不満点・デメリット⇒トライバンドにしたいならDeco X90などにする必要がある
最近はメッシュWi-Fiも種類が増えていますが、価格も手頃で新しいルーターに乗り換えるなら、良い選択肢だと思います。
是非参考にしてみてくださいね!