この記事は、SynologyのNASのおすすめを比較している記事です。
Synology製のNASが欲しいなって思っているんだけど、どの機種がおすすめなのかな?
と言う疑問に答えます。
SynologyのNASは、人気も性能も高くネット上に情報が多いので困ったときでも答えを見つけやすい点が特徴でよね!
しかしSynologyのNASは2020年末現在で41機種あり、どれを選べばいいのか難しいのも事実です。
そこでこの記事では、SynologyNASの買うべきおすすめを比較しつつ、選び方のポイントを解説していきます。
SynologyのNASに興味がある人、必見です。
【Synology】NASのおすすめはどれ?【コスパ・人気・高性能】
それでは順番にSynology製NASの買うべきおすすめを紹介します。
用途別に下記の④つの機種がおすすめです。
- コスパ重視⇒『DiskStation DS120j』
- 人気No.1のスタンダードモデル⇒『DiskStation DS223j』
- 高機能⇒『DiskStation DS224+』
順番に解説します。
DiskStation DS120j【コスパ重視ならの人におすすめ】
まず最初に紹介するのが『DiskStation DS120j』です。
HDDが1台搭載できるモデルで、2台以上のHDDを搭載したRAID 0やRAID 1などが不要な人におすすめです。
- 特徴⇒HDDが1台搭載できるエントリーモデル
- 機能⇒エントリーモデルだが上位機種と比べて削られた機能はなし
- 不満点・デメリット⇒RAID機能は利用できない
- おすすめの人⇒NAS初心者や使ってみたい人
実際、僕が最初に購入したNASもSynology製で1ベイのモデルでした。
エントリーモデルという位置づけですが、特に削られた機能はありません。
そのため家庭で利用する分には、1台のHDDでも十分とも言えます。
HDDの台数が少ないので安く済みますし、家庭用のNASを探している人におすすめのモデルです。
DiskStation DS223j【人気No.1のスタンダードモデル】
『DiskStation DS223j』は、Amazonでも人気が高く、Synology製の中で一番売れているHDD別売りのNASキットで、2台のHDDを搭載できます。
NASキットを探している人は、必ず候補に上がるモデルとも言えます。
- 特徴⇒HDDが2台搭載できるスタンダードモデル
- 機能⇒RAID機能が利用できて、バックアップも安心
- 不満点・デメリット⇒上位モデルと比較してアクセス速度が遅め
- おすすめの人⇒NASを使いこなしたい人
旧モデルよりCPUの性能がアップしているので、より快適に利用できます。
Synology製NASキットの性能を十分に満喫したい人におすすめのモデルです。
2020年に新しく発売されたモデルですし、一番のおすすめNASキットと言えます。
DiskStation DS224+【とにかく高性能なNASが使いたい人におすすめ】
『DiskStation DS224+』は、高機能・高性能なハイスペックモデルのHDDが別売りのNASキットで、2台のHDDを搭載できます。
デュアルコアCPUや2GBのメモリのおかげで、かなりサクサク動きます。
- 特徴⇒HDDが2台搭載できるハイエンドモデル
- 機能⇒CPUやメモリを強化してアクセス速度が早い
- 不満点・デメリット⇒ライトユーザーにはオーバースペック
- おすすめの人⇒NASを使いこなしたい人
コンパクトで家庭用のNASほどのサイズですが、中身はビジネスやSOHOで利用できるほどハイスペックです。
Synology製のマニュアルは結構シンプルなので、ガイドブック付きのこのモデルがおすすめと言えます。
高性能なNASが欲しい人におすすめです。
【Synology】NASの失敗しない選び方や注意点【特徴や評判をまとめて解説】
SynologyでおすすめのNASを紹介しました。
しかしより自分にあったNASを選びたい人もいると思うので、選び方や注意点を解説していきます。
- モデル名の違い⇒機種名は4つに分類して判別可能
- シリーズの違い⇒6シリーズあり機能が異なる
順番に解説します。
モデル名の違い【機種名は4つに分類して判別可能】
先ず最初にモデル名の違いから解説していきます。
SynologyのNASは機種名を4つに分類して判別することができます。
例えばSynologyで一番人気のNASであるDS220jすると、下記のようになります。
まずタイプはDiskStationの略字で、データセンター向けのRackStationはRSと表記されます。
また先頭の数字はベイ数を表しているので、どれだけHDDを搭載できるか?が判別可能です。
さらに西暦の下2桁がわかるので、いつ頃発売されたのか?も判断できます。
最後にシリーズは、Jやバリューシリーズ、プラスシリーズを表しています。
このようにSynologyのNASは、モデル名によって判断できるので、頭に入れておくと便利です。
シリーズの違い【6シリーズあり機能が異なる】
次にシリーズについて違いを解説していきます。
Synologyでは、現在6つのシリーズがあります。
シリーズ名 | モデル | ソフトウエア |
---|---|---|
Jシリーズ | スタンダードモデル | 基本DSMが使える |
Valueシリーズ | 高性能モデル | 純正パッケージの数が増える |
Plusシリーズ | より高性能で柔軟にカスタマイズ出来る | バックアップ機能が充実 |
一般家庭の場合は、Jシリーズ/Valueシリーズ/Plusシリーズのどれかを選ぶと良いでしょう。
基本的には、JシリーズよりValueシリーズ、PlusシリーズとCPUやメモリの性能、LANポートの数などが向上していくと考えて良いです。
特に、Plusシリーズはメモリの増設が可能であったり、M.2 SSDを搭載できるなどより高機能なモデルになっています。
またソフトウェアに関してもPlusシリーズはバックアップ機能が強化されていたり、使える純正パッケージの数が多いです。
このようにSynologyのモデルは、上位モデルほど機能面で充実している点が特徴です。
【Synology】NASのおすすめを比較する【DS220jやDS218play、DS120jの違い】
次にSynology製NASを比較していきます。
人気のds120jとds220j、ds218jplayの違いをまとめていきます。
\\性能比較表//
製品名 | ベイ数 | CPU | メモリ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ds120j | 1 | Marvell Armada 3700 | 512MB | コンパクトなエントリーモデル |
ds220j | 2 | Realtek RTD1296 | 512MB | 人気のスタンダードモデル |
ds218jplay | 2 | Realtek RTD1296 | 1GB | マルチメディア機能強化モデル |
DS220+ | 2 | Intel Celeron J4025 | 2GB | 充実機能のハイエンドモデル |
順番に解説します。
比較① ds120jとds220jの違い【HDDを搭載できる数が違う】
ds120jとds220jの違い
まず最初にds120jとds220jの違いを解説します。
この2つの機種は単純に搭載できるHDDの数が違います。
ds220jは2台のHDDを搭載できるので、RAIDと呼ばれるデータ保護や高速化の技術を利用できますが、ds120jは利用できません。
そのため本格的にNASを構築したい人は、ds220jの方が向いています。
一方で、ds120はNASを試してみたい方にはコスパの良いモデルと言って良いでしょう。
製品名 | ベイの数 | CPU | メモリ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ds120j | 1 | Marvell Armada 3700 | 512MB | コンパクトなエントリーモデル |
ds220j | 2 | Realtek RTD1296 | 512MB | 人気のスタンダードモデル |
比較② ds220jとds218jplayの違い【メモリとマルチメディア機能が違う】
ds220jとds218jplayの違い
次にds220jとds218jplayの違いを解説します。
この2つの機種は搭載しているメモリの数と、マルチメディア機能が違います。
ds220jは512MBのメモリですが、ds218jplayは1GBのメモリを搭載しているので、よりサクサク動きます。
またds218jplayはハードウェアベースのコード変換エンジンを搭載しているので、リアルタイムで4K Ultra HDのビデオ変換が可能です。
そのためNASの利用用途で動画再生を考えている人には、ds218jplayの方がおすすめと言えます。
製品名 | ベイの数 | CPU | メモリ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ds220j | 2 | Realtek RTD1296 | 512MB | 人気のスタンダードモデル |
ds218jplay | 2 | Realtek RTD1296 | 1GB | マルチメディア機能強化モデル |
下記の記事では、NAS用HDDとして人気があるWB Redやplusの違いやおすすめのHDDを紹介しています。
関連記事WB red plusの違いとは?【ironwolfとどっちがいい?おすすめのNAS用HDDを比較する】
まとめ
SynologyのNASのおすすめを比較しました。
Synology製のNASを買うなら下記の4つから選ぶのがおすすめです。
- コスパ重視⇒『DiskStation DS120j』
- 人気No.1のスタンダードモデル⇒『DiskStation DS220j』
- マルチメディア機能重視⇒『DiskStation DS218play』
- テレビ録画用⇒『DiskStation DS220+』
Synology製NASはAmazonでも人気が高く、管理画面やアプリの使い勝手も良いので、初心者の方でも安心して利用できるでしょう。
マニュアルがシンプルな点が気がかりですが、ネット上に情報量が多いので大抵の問題は解決できるハズです。
本格的にNASを構築したい人におすすめと言えます。
是非参考にしてみて下さいね!
製品名 | ベイ数 | CPU | メモリ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ds120j | 1 | Marvell Armada 3700 | 512MB | コンパクトなエントリーモデル |
ds220j | 2 | Realtek RTD1296 | 512MB | 人気のスタンダードモデル |
ds218jplay | 2 | Realtek RTD1296 | 1GB | マルチメディア機能強化モデル |
DS220+ | 2 | Intel Celeron J4025 | 2GB | 充実機能のハイエンドモデル |