この記事は、NASのSSD化する時のデメリットやNAS用SSDのおすすめを解説している記事です。
NASをSSD化しようと思うんだけど、難しいのかな?デメリットはある?NAS用SSDのおすすめや注意点が知りたいな!
と言う疑問に答えます。
HDDを利用したNASを利用していると、SSD化すれば読み書きのスピードが早くなるかな?と思うときがありますよね!
実際、NASに低速なHDDを搭載していると、管理画面の操作やファイルのコピーにストレスを感じるときがあります。
そこでこの記事では、NASのSSD化は難しいのか?家庭用におすすめのSSDや注意点をまとめて解説していきます。
NASのSSD化に興味がある人は、是非参考にしてみてください。
NASをSSD化するデメリットとは?
まず最初にNASのSSD化は難しいのか?デメリットから解説してきます。
正直NASのSSD化は、特に難しい点はなくデメリットと言える点もそれほどありません。
と言うのも、基本的にはNASに搭載しているHDDをNASに乗り換えるだけなので、作業も手軽で交換したメリットを感じられるでしょう。
ただしNASにSSDを搭載をしても性能をフルに発揮できない場合がある点には注意が必要です。
- ネットワークのスピードによっては、読み込みや書き込みのスピードが早くならない
- クライアントのストレージ速度次第で、スピードが低下する
このようにNASをSSD化しても、状況によっては性能を十分に発揮できない可能性があります。
この点がNASのHDDをSSDに交換する際のデメリットといえます。
そのため、SSD化する前にNASの性能やインターネットのスピードについてチェックしておくと良いでしょう。
それでも小さいサイズのファイルや写真をよく利用する方には、十分に利用価値があるでしょう。
このようにNASのSSD化は、デメリットは少なくチャレンジしてみても良いのかな?と思います。
下記の記事では、NASのおすすめはどれなのか?SynologyやQNAP、I-O DATAとBUFFALOを比較しています。
関連記事【2024年版】SynologyとQNAPならどっちがいい?【NASのおすすめメーカーを徹底比較】
NASにおすすめのSSDはどれ?
それでは順番に家庭用NASにおすすめのSSDを紹介していきます。
NAS用SSDのおすすめは下記の通りです。
- Crucial MX500⇒Amazonで人気のモデルでコスパが良い
- SanDisk Ultra 3D⇒不具合が少なく安心して使える
- Western Digital WD Red⇒信頼性が高く買うならイチオシ
順番に解説します。
Crucial MX500【Amazonで人気のモデルでコスパが良い】
まず最初に紹介するのがCrucial MX500です。
CrucialのSSDはAmazon等でも人気で、コスパが良い点が魅力です。
Amazonではランキングで現在1位ですし、容量も250GBから4TBまで選べます。
また1TBのモデルで1万円ほどで購入できて、5年保証も付いています。
NASのSSD化を試してみたい時におすすめです。
SanDisk Ultra 3D【不具合が少なく安心して使える】
次に紹介するのがSanDisk Ultra 3Dです。
SanDiskのSSD、は不具合が少なく安心して使える点が魅力です。
容量も250GBから4TBまで自由に選べる点がメリットです。
SanDiskのSSDは信頼性が高いモデルが多いので、長く使いたい人にもおすすめです。
NAS用のSSDとして無難な選択肢と言えます。
Western Digital WD Red【信頼性が高く買うならイチオシ】
最後に紹介するのがWestern Digital のWD Redです。
WD Redは信頼性が高くNAS用のモデルなので安心して利用することが出来ます。
他に紹介したSSDは基本的にPC用のモデルになりますが、WD RedはNAS仕様のモデルです。
24時間365日常時稼働での使用向けに設計・テストされている高耐久性が魅力です。
高性能で人気のモデルなだけ、価格が高めで品切れしている時も多いです。
しかしNAS仕様のSSDなので、NASのSSD化にはイチオシのモデルと言えます。
NASをSSD化する前に知っておきたい注意点【コスパや搭載時、故障のリスク】
最後にNASのSSD化の注意点を解説していきます。
特に下記の3つには注意する必要があります。
- コスト⇒容量辺りの単価ではHDDの方が安上がり
- 交換する時⇒2.5インチのSSDを搭載するためにマウンタが必要になる
- 寿命⇒SSDはHDDより耐久性が強いがいきなり故障するリスクに注意
順番に解説します。
コスト【容量辺りの単価ではHDDの方が安上がり】
コスト
【容量辺りの単価ではHDDの方が安上がり】
まずSSDの注意点の一つは容量のコストです。
単純に容量あたりのコストではHDDの方が安上がりです。
と言うのも記憶容量当たりの価格では、2023年でも7.7倍の差があると言われています。
このためテレビ番組の録画や大容量のファイルを利用する場合は、SSDよりもHDDを利用したほうがコスパが良くなるでしょう。
しかしSSDの価格もどんどん下がってきているので、タイミングを見極めれば安く買うことが可能でしょう。
下記の記事では、NAS用HDDのおすすめはどれなのか?WB RedやPlus、ironwolfの違いを詳しく解説しています。
関連記事WB red plusの違いとは?【ironwolfとどっちがいい?おすすめのNAS用HDDを比較する】
交換する時【2.5インチのSSDを搭載するためにマウンタが必要になる】
交換する時
【2.5インチのSSDを搭載するためにマウンタが必要になる】
NASにSSDを搭載するためには、マウンタが必要になります。
と言うのも、NASに搭載するHDDは3.5インチが多いですが、SSDは2.5インチが主流です。
サイズが違うので、SSDを搭載するためにはマウンタが必要になります。
マウンタ自体は数百円で購入できますが、無いとNASにSSDを搭載することが出来ません。
NASによってサイズやSATA端子の位置が変わるので、確認してから購入しましょう。
寿命【SSDはHDDより耐久性が強いがいきなり故障するリスクに注意】
寿命
【SSDはHDDより耐久性が強いがいきなり故障するリスクに注意】
NASをSSD化すると、基本的には寿命は伸ばすことが出来ます。
SSDは駆動部がなく、HDDより構造がシンプルなので基本的には高寿命です。
また消費電力や発熱が少ないのもSSDの特徴で、HDDより優れています。
他にもウエスタンデジタルのデータシートによると、平均故障寿命がHDDは100万時間に対してSSDは最大200万時間になっています。
ただしSSDはHDDと違っていきなり故障するリスクがあるので、その点には注意が必要です。
関連記事Product Brief: Western Digital WD Blue SATA SSD
まとめ
NASをSSD化するデメリットやNAS用SSDのおすすめや注意点をまとめました。
NASのSSD化はデメリットは少なく、基本的にSSDに交換するだけなので手軽です。
ただしネットワークやクライアントのスピードによって十分に性能が活かせない場合があります。
また、他にも下記のような点に注意しましょう。
- コスト⇒容量辺りの単価ではHDDの方が安上がり
- 交換する時⇒2.5インチのSSDを搭載するためにマウンタが必要になる
- 寿命⇒SSDはHDDより耐久性が強いがいきなり故障するリスクに注意
この点に注意すると、NASのSSD化することが出来ます。
またSSDを購入するなら、下記のモデルがおすすめです。
- Crucial MX500⇒Amazonで人気のモデルでコスパが良い
- SanDisk Ultra 3D⇒不具合が少なく安心して使える
- Western Digital WD Red⇒信頼性が高く買うならイチオシ
NASをSSD化するとスピードアップが期待できますが、NAS本体の性能も重要です。
次の記事ではおすすめのNASを紹介しているので、是非参考にしてみてください。