長年BoseやAirPodsといった定番イヤホンを愛用してきた僕ですが、最近になって耳穴の痛みや痒みに悩まされるようになりました。

40代になってからか、長時間の装着がきつく感じるんですよね。
そんな中で気になっていたのが、耳たぶに挟んで装着するイヤーカフ型のオープンイヤーイヤホン。
種類も豊富になってきているのは知っていたものの、「本当に音漏れしないの?」「ウォーキング中に落ちたりしない?」といった不安があり、なかなか手を出せずにいました。

今回僕が求めているのは、以前のような高音質・高スペック重視ではなく、カフェでの作業やウォーキング中にライトに使えるオープンイヤーイヤホン。
日常使いにちょうどいいバランスのものを探していました。
そこで購入を決めるまでに検討した3つのイヤホンについて、比較検討のプロセスを備忘録として残してみることにしました。
主に自分の記録用ですが、同じようにオープンイヤーイヤホンの購入で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
オープンイヤーイヤホン選びで重視した3つのポイント

今回イヤホンを選ぶにあたって、設定した基準は以下の3つ。
- 予算は1万円程度(多少の変動はOK)
- 信頼性のある有名メーカー製がいい
- 性能よりも価格重視(安っぽい音質は避けたい)

一番重視したポイントは予算で、初めてのオープンイヤーイヤホンということもあり、まずは様子見で手頃な価格帯からスタートしたいと考えました。
どれくらい使い込むかは未知数ですが、それなりに聞いたことのあるメーカーの方が安心感がありますよね、高音質を求めるというより、コストパフォーマンス重視で選びたいと思いました。
実際にAmazonで「オープンイヤーイヤホン」と検索してみると、商品数は想像以上に豊富で、価格も数千円から数万円まで幅広いラインナップ。

選択肢かなり多くあり、有名メーカー製でも予算内で収まるだろうという印象を持ちました。
というのも、「オープンイヤーイヤホンって実際どうなの?便利に使えるものなの?」という興味本位からスタートしているので、まずは1万円程度の予算で試してみることに。
また、僕の場合は音楽を聴くこともありますが、最近はradikoでラジオを聴くことが増えています。

20代の頃と同じように、ANNを昼間に聴くという荒技で聴いています。
そのため音質は最重視せず、予算とのバランスを考えて3つの候補を絞り込みました。
下記の記事では、スマホで聴けるラジスマとradikoの違いはどんなものなのか?解説しています。
関連記事ラジスマとradikoの違いとは?【特徴やメリット&デメリットを詳しく解説】

【3選】音漏れしないオープンイヤーイヤホンの候補

ということで、先ほどの条件をもとに3つのモデルを選定してみました。

どのモデルを選んでも満足度が高そうな印象です。
Anker Soundcore C30i | Anker Soundcore C40i | Shokz OpenFit 2 | |
---|---|---|---|
価格 (税込) | ¥7,990 | ¥12,990 | ¥25,880 |
イヤホン重量 | 約5.7g | 約5.8g | 約9.4g |
防水防塵性能 (IP等級) | IPX4 | IPX4 | IP55 |
Bluetooth バージョン | 5.3 | 5.4 (一部5.3記載あり) | 5.4 |
イヤホン単体 再生時間 | 最大10時間 | 最大7時間 | 最大11時間 |
ケース込み 合計再生時間 | 最大30時間 | 最大21時間 | 最大48時間 |
急速充電 | 10分充電で 3時間再生 | 10分充電で 2時間再生 | 10分充電で 2時間再生 |
ドライバーサイズ 構成 | 12mm × 17mm (チタンコーティング) | 12mm × 17mm (チタンコーティング) | DualBoost (17.3mm低周波 + 独立高周波) |
通話用マイク数/機能 | 2マイク | AIノイズ低減 | 4マイク (AIノイズキャンセリング) |
操作方法 | タッチ コントロール | 物理ボタン コントロール | 物理ボタン タッチコントロール |
マルチポイント接続 | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
専用アプリ対応 | ✔️ (Soundcoreアプリ) | ✔️ (Soundcoreアプリ) | ✔️ (Shokzアプリ) |
主な特徴 独自技術 | イヤーカフキャップ付属 | 柔軟なジョイントデザイン | DirectPitch™ 2.0, OpenBass™ 2.0 |
Amazon | Amazon | Amazon |
順番に掘り下げて解説します。
【候補①】Anker Soundcore C30i

最初に候補に挙がったのが、Anker Soundcore C30iというオープンイヤーイヤホン。

Amazonでの定価は7,990円と1万円を切る価格設定で、かなり手を出しやすい金額でした。
しかも「Keepa」を活用して調べてみると、セールで5,980円まで安くなる様子。

調べてみると、基本的なオープンイヤーイヤホンとしての機能はしっかり押さえており、日常使いには十分対応できそうな印象。
レビューを見ると「低音が弱い」という声もありましたが、専用アプリを使って音質のチューニングができるようなので、この点はある程度カバーできるのかなと考えています。

また見た目については、やはり価格相応といった感じで、プラスチック感は否めません。
高級感を求める人には物足りないかもしれませんが、僕の場合は機能重視なので許容範囲内です。
「とりあえずオープンイヤーイヤホンを試してみたい」という点を考えると、必要最低限の出費で収まる選択肢として現時点では購入候補の1番手という位置づけ。
下記の記事では、Amazonの価格をチェックする簡単な方法の「Keepa」について解説しています。
関連記事Amazonのセールは本当に安い?安くない?【賢くお得に買い物する方法】

【候補②】Anker Soundcore C40i

次の候補が、Anker Soundcore C40iというオープンイヤーイヤホン。

こちらは第1候補のAnker Soundcore C30iの上位モデルにあたります。
Amazonでの定価は12,900円と少し予算オーバーですが、見た目の質感は明らかにアップしています。
Amazonのセールを狙えば10,000円程度で購入できそうなので、予算内に収まる可能性も十分あります。


上位モデルだけあって、いくつかの改良点があり、音質が向上して高品質なサウンドが期待できる。
タッチ操作からボタン操作に変更され、使い勝手が向上していたり、耳への負担軽減を目的とした弾力性と強度を併せ持つTPU素材を採用されているなどの違いがあります。
その一方で、再生時間が少し短くなるという一長一短の面も発見。

基本的なオープンイヤーイヤホンとしてはより高性能になっているのは確かですが、C30iと比較して「そこまで必要か?」というのが正直な印象です。
特にTPU素材による耳への負担軽減は魅力的ですが、初回購入としては少しオーバースペックかもしれません。
現時点では候補の3番手という位置づけ。価格差を考えると、まずはC30iで試してみる方が現実的かなと感じています。
【候補③】Shokz OpenFit 2

個人的に一番気になった候補が、Shokz OpenFit 2というオープンイヤーイヤホンです。

パッと見た時に一番気に入ったモデルで、見た目の洗練度が他とは明らかに違いました。
Shokzは骨伝導イヤホンなども手がける有名メーカーで、オープンイヤー分野での実績も十分。
安心感という意味では申し分ありません。

比較した3つの中では音質が一番良さそうで、装着感や機能面のレビューも軒並み高評価。
純粋に性能だけを考えるなら、文句なしの購入候補で、予算を度外視すれば、間違いなく一番試してみたいイヤホンでした。
ただし、Amazonでの価格が25,880円と、予算を大幅にオーバー。

しかもセールなども実施されていない様子で、価格が下がる見込みも薄そうです。

見た目も性能も申し分ないのですが、初めてのオープンイヤーイヤホンにここまで支出するか?と考えると、正直大いに悩みました。
今回は「とりあえず使ってみたい」という必要最低限の出費で収めることを重視するなら候補から外れるかもしれません。
まとめ
実際にはこれ以外にも様々なモデルを検討したのですが、選択肢が多すぎて沼にハマってしまい、どれが良いか分からなくなってしまったので、今回は3つに絞って比較しました。

音質を求めれば予算オーバーになり、価格を抑えれば機能面で妥協が必要になるなど、色々と考えるポイントがありそうです。
幸い今すぐ必要というわけではないので、もう少しじっくりと検討する時間はありそうです。
ただ、現状では「Anker Soundcore C30i」が1番の候補になりそうです。
次の記事では、この候補の中から購入した「Anker Soundcore C30i」のレビューを紹介しているので、チェックしてみてください。
関連記事Anker Soundcore C30iを実機レビュー【買い?使ってわかったポイントを徹底解説】
