この記事では、でこぼこの壁紙に吸盤をつけたい時の対処法を紹介している記事です。
壁でこぼこしていて、壁紙に吸盤が張り付かない点が悩みなんだけど、良い解決策って無いのかな?
と言う疑問に答えます。
部屋の壁を上手に活用したい!と思っても、壁紙に凹凸があり吸盤フックや両面テープが上手にくっつかない時ってありませんか?
部屋のスペースを有効活用が出来ないし、すぐに落ちると大きな音がしたりイラッとしますよね。
そこでこの記事では、でこぼこの壁紙に吸盤をつけたい時の対処法と壁に凹凸があってもつけられる吸盤やきれいに剥がせるおすすめの商品を紹介していきます。
でこぼこの壁紙に吸盤をつけたい人は、是非参考にしてみて下さい。
どうしてでこぼこの壁紙に吸盤がつかないのか?【吸盤の基礎知識】
まず最初に、どうしてでこぼこの壁紙には吸盤がしっかり張り付かないのか?から紹介していきます。
そもそも吸盤は平らな面に押し付けることで内部の空気を追い出し、真空状態を作ることで吸着力を生み出します。
つまり、吸盤が効果を発揮するには、表面との間に隙間がないことが重要なのです。
しかしここで問題となるのが、でこぼこ壁紙は表面がツルッとしておらず凹凸があることです。
凹凸があると、吸盤と壁紙の間に微細な隙間ができてしまい、完全な真空状態を作ることができません。
その結果、吸着力が弱くなり、吸盤がすぐに落ちてしまい、いくら吸盤を壁に押し付けてもすぐに落下してしまうのです。
ではでこぼこの壁面には吸盤をつけることができないのか?と諦めるのはまだ早いです!
次の項目で、そんなでこぼこ壁紙にも吸盤をつける方法をご紹介します。
下記の記事では、吸盤がくっつかない!すぐに落ちる原因にはどんなものがあるのか?詳しく解説しています。
関連記事吸盤がくっつかない!すぐに落ちる原因と対処法【吸盤を強力にする方法もまとめて解説】
でこぼこの壁紙に吸盤をつける裏技とは?
ではでこぼこの壁紙に吸盤をつける裏技を紹介していきます。
手軽な方法から順番に紹介していきます。
- 熱を利用する方法⇒ドライヤーを利用した一時的な解決策
- セロハンテープを使う方法⇒簡易的な方法で見た目はあまり良くない
- 両面テープを使う方法⇒簡単だけど壁紙を傷つける可能性あり
- 補助板を使う方法⇒手軽で効果がある解決策
- 吸盤専用の接着剤を使う方法⇒補助版より効果が高い解決策
順番に解説します。
熱を利用する方法【ドライヤーを利用した一時的な解決策】
まず一番手軽なのは、ドライヤーなどの熱を利用する方法です。
このドライヤーの熱を利用した方法は、一時的な解決策として有効です。
ドライヤーの熱を利用すると吸盤が柔らかくなり、でこぼこの隙間に入り込みやすくなります。
ただし、この方法は応急処置的なものなので、長期的な使用には向いていませんし、熱を利用するので火傷にも注意するようにしてください。
セロハンテープを使う方法【簡易的な方法で見た目はあまり良くない】
次に手軽な方法はセロハンテープを利用する方法です。
壁紙のでこぼこの部分にセロハンテープを貼り付け、その上から吸盤を取り付ける方法です。
この方法のメリットは非常に手軽であることで、ドライヤーを利用した熱を使う方法のように火傷する心配もない点は魅力です。
一方で、ドライヤーを利用した方法と同じように耐久性には欠けるので、長持ちせずに落下してしまう場合が多いです。
またセロハンテープを利用すると、見た目が美しくない点はデメリットです。
セロハンテープを利用する方法は手軽ですが、デメリットも多いので注意が必要です。
両面テープを使う方法【簡単だけど壁紙を傷つける可能性あり】
次に両面テープを使って吸盤を貼り付ける方法があります。
両面テープはセロハンテープよりも、しっかりと吸盤を貼り付けられる点がメリットです。
吸盤の裏面に両面テープを貼り、壁紙に直接貼り付けるだけの手軽さも魅力と言えます。
確実に固定できる点はメリットですが、壁紙を傷める可能性があり、取り外しが難しい点はデメリットです。
そのため両面テープを利用するの場合は、3Mコマンドなど、剥がしやすいテープの利用がおすすめです。
3Mコマンドは剥がしやすい設計で作られているため壁紙を傷つけにくい点も安心感が高いです。
重量が軽めのポスター用や配線をキレイにするタイプなど、様々あるので用途によって選べるので非常におすすめです。
下記の記事では、3Mコマンドシリーズの魅力と壁紙が剥がれる時の対処法をまとめています。
関連記事コマンドフックで壁紙が剥がれる!落ちる時の対処法【剥がれない時の上手な剥がし方も徹底解説】
補助板を使う方法【手軽で効果がある解決策】
次に専用の吸盤補助版を使う方法が、手軽で効果のある解決策と言えます。
補助版は吸盤を壁に貼り付けるための専用の物で、凹凸のある壁面に平らな面を作り出すことができます。
補助板には壁紙に直接貼り付けるシールタイプと、吸盤と補助板が一体になっている吸盤一体型の2種類があります。
吸盤一体型の方がより強力な吸着力が期待できますが、現在使っている吸盤は使えない点はデメリットかもしれません。
補助板は100円ショップでも手に入るので、気軽に試せる点も魅力と言えます。
吸盤専用の接着剤を使う方法【補助版より効果が高い解決策】
吸盤補助版よりも使い勝手が良く、便利なのが吸盤専用の接着剤を利用することです。
既存の吸盤用の補助版と違って、形を自由に変えることが出来るため凹凸がある壁紙でも密着させることが可能です。
その中でもピタッ!とPeelは使い勝手が良くおすすめです。
- 吸着力を失った吸盤で使うと、接着補強が可能になる
- 剥離可能な化学反応型接着剤なので、壁紙を傷つけにくい
- ペースト状なので、自在に形や量を施工出来る
- 凹凸面や湾曲した箇所などにも使用可能
- 硬化後は水に強くなるので、水周りにも施工できる
吸盤は壁との間を真空にすることでくっついているので、隙間を減らせるピタッ!とPeelは非常に効果的です。
でこぼこの壁紙に吸盤フックを付けてい場合は、まずピタッ!とPeelを試してみるのがおすすめです
下記の記事では、簡単に吸盤を復活させて強力にする方法と、くっつかない!落ちる!はがれる!を解決する取り付け方もまとめて解説しています。
関連記事吸盤がくっつかない!すぐに落ちる原因と対処法【吸盤を強力にする方法もまとめて解説】
でこぼこの壁紙に吸盤をつけたい時のおすすめフックは?
ということで壁紙に吸盤を付けたい場合は、ピタッ!とPeelがおすすめです。
しかし吸盤の種類によっては、どうしても落下してしまう場合があります。
そんな時は、新しい吸盤を入手したほうが早いかもしれません。
- シンプルタイプ⇒安価で使い勝手が良い吸盤フック
- レバー式⇒しっかり固定の吸盤フック
- プッシュ式⇒簡単操作で強力にくっつく吸盤フック
- スライドタイプ⇒とにかく強力でしっかりくっつく
順番に解説してきます。
おすすめ① 【シンプルタイプ】安価で使い勝手が良い吸盤フック
シンプルで100均でも購入可能な吸盤フックは、使い勝手が良い点がメリットです。
こちらのレック製の吸盤フックは、100均の吸盤フックよりも信頼性が高く、軽いものをぶら下げる時に適しています。
しかし耐荷重が1kgなので、重たいものを載せるのは苦手です。
価格が安いですし、シンプルタイプの吸盤フックは、軽いものを載せる時におすすめです。
レック製の吸盤フックは補助版付きなので、落ちやすい場所でも使い勝手が良いですよ!
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安い 100円均一より信頼性が高い | 耐荷重が1kgと少なめ 重たい荷物も苦手 |
おすすめ② 【レバー式】しっかりくっつく吸盤フック
レバー式の吸盤フックは、フックの部分を下に押し下げることで中を真空にする点が特徴です。
先程のシンプルタイプの吸盤フックに比べて、密着度が高いので重いものまでぶら下げることが出来ます。
耐荷重は2kgまでになっています。
シンプルタイプの吸盤フックに比べて、重いものをぶら下げることが可能です。
そのため、キッチンで重いもの向きの吸盤フックと言えます。
メリット | デメリット |
---|---|
密着力が強い 2kgまで利用可能 | シンプルな吸盤より価格が高い 取り外さないと再接着できない |
おすすめ③ 【プッシュ式】簡単操作で強力にくっつく吸盤フック
プッシュ式は非常に強力さ加えて、取り付けたまま吸着力を復活出来る点が魅力です。
赤い目印が見えたら、ボタンを押し込むだけで吸着力を復活できます。
赤い目印に気がついた時にポチッと押し込むだけで、吸盤が復活するので非常に便利で、6kgまで利用できる点が魅力です。
外さずに密着力を回復することが可能で便利ですし、非常に強力で使い勝手が良い吸盤フックと言えます。
お風呂場などにおすすめの吸盤フックです。
メリット | デメリット |
---|---|
使いながら復活させることが出来る 6kgまで利用可能 | 他の吸盤より価格が高い たまにボタンを押さないと落ちる |
おすすめ④ スライドタイプ【とにかく強力でしっかりくっつく】
次におすすめなのがスライドタイプの吸盤です。
スライドタイプの吸盤は、一番強力で最強と言っても良いほど、しっかりと張り付いてくれます。
と言うのも、スライド式の吸盤は壁との密着度が高く、耐荷重量が多いのが特徴です。
実際スライドタイプの吸盤フックは、耐荷重が10kgまでと非常に重い荷物も吊り下げることが出来ます。
しかも、取り付けは左右にスライドするだけなので非常に手軽です。
横向きにクルッと回すと密着するので、女性や高齢者の方でも取り付けやすいです。
非常に強力な吸盤なので、重い物をぶら下げたい時や迷った時に選ぶと間違いが少ないでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
スライドするだけなので非常に手軽 10kgまで利用可能 | 価格が高い 軽いものだけならオーバースペック |
利用する前に知っておきたい注意点【Q&A】
最後に吸盤に壁紙を貼り付ける前に知っておきたい注意点を解説していきます。
簡潔にQ&A形式で紹介します。
吸盤補助板は壁紙や塗装が剥がれる?
吸盤補助版を長い期間貼り付けていると、剥がすときに壁紙や塗装まで一緒に剥がれる可能性があります。
そのような時は無理をせずにドライヤーなどで温めながら剥がすとキレイに剥がれることが多いです。
吸盤を長持ちさせる方法は?
可能であれば週に1回程度、吸盤を取り外して中性洗剤で優しく洗い、水気をよく拭き取りましょう。
その後に完全に乾いてから再度取り付けると長く使うことができます。
吸盤を交換する目安は?
一般的に、吸盤の寿命は使用環境や頻度によって異なりますが、約6ヶ月〜1年程度が目安です。
ただし、端が反り返や表面にひび割れが見られる、吸着力が明らかに弱くなった場合は劣化サインなので、安全のために早めの交換をおすすめします。
まとめ
でこぼこの壁紙に吸盤をつけたい時の対処法を紹介しました。
でこぼこの壁紙に吸盤をつける方法は下記の通りです。
- 熱を利用する方法⇒ドライヤーを利用した一時的な解決策
- セロハンテープを使う方法⇒簡易的な方法で見た目はあまり良くない
- 両面テープを使う方法⇒簡単だけど壁紙を傷つける可能性あり
- 補助板を使う方法⇒手軽で効果がある解決策
- 吸盤専用の接着剤を使う方法⇒補助版より効果が高い解決策
吸盤フックの場合は、ジェルタイプの補助版であるピタッ!とPeelが使い勝手が良いです。
100均一で発売されている吸盤専用の補助版よりも、強力に付けることが可能です。
しかも、透明タイプで見栄えば非常に良いので、部屋の景観を損なわない点も魅力と言えます。
そのため、吸盤を壁面につけたい場合は、まず試してみると良いでしょう。