「DreameとNarwal、どちらのロボット掃除機が自分に合っているのかな?」
「実際のところ、DreameとNarwalはどう違うの?高機能だけど価格も安くないから、購入で失敗したくないんだよね…」
こんな疑問や悩みに答えます。
最近のロボット掃除機は本当に進化していますが、多機能すぎてメーカーごとの違いがわかりにくいうえに、価格も決して安くないため、悩んでしまう方も多いはずです。

結論から言うと、どちらも素晴らしいロボット掃除機ですが、優先したい機能や生活環境によって最適な選択は変わってきます。
Dreameは「吸引力の強さ」や「自動メンテナンス機能の使いやすさ」に加えて、カスタマイズの豊富さが特徴で、Narwalはシンプルに使いたい人におすすめできると感じます。
そこでこの記事では、DreameとNarwalのロボット掃除機の違いが知りたい方のために、実際に使ってみて分かった違いやメリット・デメリットを紹介していきます。
- DreameとNarwalのどっちがおすすめ?
- 実際に使ってわかったポイントを比較
- それぞれのロボット掃除機がおすすめの人
DreameとNarwalのどっちのロボット掃除機にするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
使ってわかったDreameとNarwalの違いとは?【結論と早わかり一覧表】

まずここだけ読めばわかる結論から。

清掃力と賢さのバランス、そしてメンテナンスの手軽さを考えるとDreameの方が総合的に使いやすいという印象です。
- 総合的に考えると、Dreameの方がおすすめ
- Dreameはアプリの使い勝手や細かいカスタマイズで自分好みに掃除ができる
- Narwalは細かい設定が面倒な方に、お任せで掃除したい人におすすめ
- ベースステーションにごみ収集可能なのはDreame、Narwalは不可
両方を使い比べた正直な感想としては、どちらも高性能なロボット掃除機なんですよね。
実際に同じ部屋で使い比べてみると、吸引力や水拭き性能には大きな差がなく、どちらもしっかりと部屋がキレイになります。

ベースステーションの機能やメンテナンスの使い勝手という点では決定的な違いがあります。
Dreameはベースステーションに大容量のダストパックが搭載されており、ロボット本体が自動でごみを排出してくれるため、ゴミ捨ての手間が非常に少ないです。


一方、Narwalはモップの洗浄と乾燥機能は優れているものの、ゴミ捨ては自分で行う必要がある点が最大の違いです。


細かい部分まで自分でメンテナンスできる方が好きな方はNarwalも選択肢になりますが、とにかく「手間を減らしたい」という方にはDreameがおすすめです。
僕自身としては、家事はできるだけ効率化を図りたいタイプなので、全自動メンテナンスが可能なDreameの方が相性が良いと感じています。

それぞれ両者の特徴を一目で比較できる表で見てみましょう。
\\性能比較表//
比較ポイント | Dreame (ドリーミー) | Narwal (ナーワル) |
---|---|---|
価格帯 | 幅広いラインナップ | 高機能モデル中心 |
吸引力 | 吸引力(Pa値) | 業界トップクラス十分な吸引力 |
水拭き性能 | で壁際までしっかり掃除 | MopExtend™RoboSwingテールスイングで掃除 | Freoモードで水拭き調整
障害物回避性能 | 優れている(AI認識) | 優れている(AI認識) |
AI機能・賢さ | LiDAR、AIカメラ、3D構造化ライト | LiDAR、AIカメラ、DirtSense™ |
メンテナンス性 | モップ洗浄乾燥機能を搭載 | 自動ゴミ収集乾燥機能を搭載 | モップ自動洗浄と
静音性 | ダストボックスの収集時の音は大きめ | 掃除中は静か。掃除中は静か |
アプリ | 非常に多機能 | Dreamehomeアプリ直感的で使いやすい | Narwalアプリ
デザイン | 白基調でシンプルなデザイン | 柔らかいフォルム | 丸みを帯びた
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
総合評価 | ゴミの自動収集など 手間がかからない掃除機ならDreame | お任せ機能と 自分でメンテナンスするなら Narwal |
この表からも分かるように、吸引力や水拭き性能、障害物回避などの基本性能はどちらも高いレベルですが、自動ゴミ排出や使い勝手の面でDreameに軍配が上がるという印象です。

このように使う状況やロボット掃除機に求める機能によって、どっちを選べばいいのか?変わってきます。
次の項目では使ってわかった各機能の詳細を比較していきます。
DreameとNarwalのロボット掃除機を比較【5つのポイントで詳しくチェック】

それでは順番にDremameとNarwalのロボット掃除機を比較していきます。

「吸引力」「水拭き」「ナビゲーション」「アプリ」「ベースステーション」の5つの項目で比較していきます。
- 吸引力⇒DreameとNarwalどちらも大きな違いは無し
- 水拭き⇒どちらも特色ある機能搭載でピカピカに
- ナビゲーション機能⇒Dreameの方が正確なマッピング
- アプリの使い勝手⇒Dreameの方が細かい設定が可能
- ベースステーション⇒メンテナンスはDreameがラク
順番に解説していきます。
【比較 その①】吸引力パワー、ブラシ設計、カーペット清掃能力
まず最初に両機種の最も基本的な性能である「吸引力」と「清掃能力」について詳しく比較していきましょう。

そもそもこの2つのロボット掃除機としての構造は大きな違いがあります。
今回比較したNarwal Freoはダブルブラシなのに対して、Dreame L10s Ultra Gen2は単一ブラシ設計を採用しています。

この構造的な違いは見た目にも明らかなのですが、実際に同じ環境で掃除をさせてみると、清掃の「質」においては驚くほど大きな差は感じられませんでした。
どちらもゴミや埃をしっかりと吸い取ってくれるので、ブラシの数で掃除の質に違いがあるようには感じられませんでした。

ただしNarwalの方が掃除完了までの時間が若干短い印象があり、ダブルブラシによる効率的な清掃能力の差なのかもしれません。

またDreameのロボット掃除機は最大10000Paという非常に強力な吸引力を誇り、カーペットの奥深くまで入り込んだホコリや髪の毛、ペットの毛などをしっかりと吸い上げてくれる印象です。
実際に清掃後のカーペットを手で触ってみると、Dreameで掃除した方がより清潔に感じられました。

ペットを飼っている方や、アレルギーをお持ちの方にとって、この徹底的なカーペット清掃能力の差は無視できないポイントになりそうです。
次は水拭き性能について詳しく見ていきましょう!
【比較 その②】水拭き性能:モップや汚れ落ち
続いて、「水拭き機能」について比較していきましょう。

まず構造的な特徴として、Narwal FreoもDreame L10s Ultra Gen2も共に2つの回転式モップを搭載している点は共通しています。
そのモップの形状には明確な違いがあり、Narwal Freoは特徴的な三角形のモップを採用、Dreame L10s Ultra Gen2は一般的な円形モップを搭載しています。

Narwal Freoは「テールスイング」という愛らしい名前の機能で、文字通りお尻をフリフリと振りながら壁際を掃除していきます。


この動きの動きで壁際の汚れを効率的に落としてくれます。


一方、Dreame L10s Ultra Gen2は丸型のモップを搭載しています。
実際に水拭きするときは、「MopExtend RoboSwing」という片側のモップをググッと壁側に伸ばす技術で、壁際に隙間なくモップを届かせることができます。


実際の使用感としては、どちらで掃除をしても床はピカピカになり、水拭き性能には大満足です。
\\水拭き機能の比較//
水拭き性能比較 | Dreame | Narwal |
---|---|---|
モップ形状 | 円形(バランスが良い) | 三角形(角に強い) |
壁際清掃技術 | MopExtend RoboSwing | テールスイング |
細部までよく観察すると、拭き性能に関しては壁際や角の清掃能力においてDreameに軍配が上がるといった印象です。


ただし、両機種とも従来の安価なロボット掃除機と比較すると、水拭き性能は格段に優れています。
DreameとNarwalのどちらを選んでも満足度は高いでしょう。
【比較 その③】ナビゲーション機能:障害物回避とマッピング
次に高性能ロボット掃除機の真価が問われる「ナビゲーション能力」と「AIによる障害物認識」について比較していきます。

以前の利用していたロボット掃除機は家具に激突したり、部屋の隅に取り残されたりなど、途中で掃除が止まることがあり、苦労した経験があります。
しかし結論から言うと、DreameもNarwalも最新の高性能AIと3Dセンシング技術を搭載しており、どちらも非常に賢いナビゲーション能力を持っています。

実際に使用していて、以前の安価なロボット掃除機のような「家具にガツガツぶつかる」「コードに引っかかって動けなくなる」といったストレスはほとんど感じませんでした。

両機種ともLiDAR(レーザーレーダー)技術と複数のセンサーを組み合わせて、部屋の間取りを正確に把握し、効率的な掃除ルートを自動的に計画します。


さらに、AI技術を活用した障害物認識システムにより、床に落ちた小物や家具、電源コードなどを的確に識別して回避することができます。
具体的な障害物回避能力については、靴下やスマホの充電ケーブル、子供のおもちゃなど日常的に床に落ちがちなものに対して、両機種ともに適切に回避することが多いです。
もちろん100%回避できるわけではなく、たまにケーブルが引っかかって停止していることはありますが、以前と比較してその回数は大きく減っているので、快適に掃除が可能です。


マッピング性能については、Dreameのマッピングの方がより詳細で正確な印象です。


特にホームオフィスとして使っている私の作業部屋は、デスクや棚が複雑に配置されていますが、Dreameは初回の掃除でほぼ完璧なマップを作成してくれました。これには正直驚きましたね!
Narwalも決して劣っているわけではなく、十分に正確なマッピング能力を持っていますが、細かな家具の輪郭や部屋の詳細な形状の認識においては、Dreameの方がやや優れているように感じました。
マップの編集や部屋の区分け、禁止エリアの設定などのカスタマイズ機能においても、Dreameのアプリの方が直感的で使いやすい印象です。


細かな違いを言えば、マッピングの精度やアプリの使いやすさでDreameに軍配が上がりますが、実際の障害物回避性能では甲乙つけがたい印象です。
どちらを選んでも、「賢いロボット掃除機」として十分満足できる性能を持っていると言えます。
【比較 その④】アプリの使い勝手:設定や操作性
続いて、日々の使用において意外と重要な「アプリの使い勝手」について比較していきます。

結論から言うと、日常的に使用するアプリの操作性と設定の柔軟性では、Dreameに軍配が上がります。
Narwalのアプリは全体的にシンプルで、すっきりと見やすい点が特徴のアプリです。


一方、Dreameのアプリは細かい設定ができる点が特徴です。


両機種のアプリには、AIを活用したおまかせ掃除モードが搭載されています。
Dreameの「CleanGenius」とNarwalの「Freoモード」という名称で、これらのモードを利用する場合、AIが自動的に最適な掃除設定を判断してくれます。
しかし、アプリの使い勝手やカスタマイズ性に関してはDreameが明らか優れていると感じます。


Narwalのアプリも基本的な機能は備えていますが、細かい調整オプションはDreameほど充実していません。
シンプルで直感的な操作性は良いのですが、カスタマイズ志向の方には物足りなさを感じるかもしれません。
Narwalは「全てお任せで楽をしたい人」、Dreameは「AIのお任せ機能も使いつつ、必要に応じて細かいカスタマイズもしたい人」に向いているといえます。
【比較 その⑤】ベースステーション:メンテナンス性
続いて、日々の使用において極めて重要な「ベースステーションのメンテナンス性」について比較していきます。

メンテナンスの手軽さは、ロボット掃除機を利用する上で最重要項目の一つだと考えています。
DreameとNarwalの最も大きな違いの一つが、このベースステーションの機能です。

両機種ともモップの自動洗浄と乾燥機能を備えていますが、ゴミ処理に関しては大きな違いがあります。
Narwallのベースステーションは、モップの自動洗浄と乾燥機能に特化していて、ロボット本体のダストボックスに溜まったゴミは自分で取り出して捨てる必要があります。

一方、Dreameのベースステーションは、モップの自動洗浄・乾燥機能に加えて、自動ゴミ収集機能を搭載しています。

掃除が終わると本体からゴミを自動的に吸い上げ、ベースステーション内の大容量ダストバッグに収集します。
この機能により、最大80日間もゴミ捨ての手間が不要になります。

一方、Narwalは定期的なダストボックスの掃除が必要なので、手間という部分ではすることが多いです。


このように、最も頻度の高いメンテナンス項目である「ダストボックス掃除」の頻度に大きな差があります。
日々の掃除にかかる時間と手間を最小限に抑えたい方、特に仕事や家事で忙しい方にとっては、Dreameの自動ゴミ収集機能付きベースステーションは非常に大きなメリットです。
「掃除は全て自動化したい」という方には、間違いなくDreameをおすすめします。
あなたにピッタリなのはDreame?それともNarwal?【タイプ別おすすめ診断】

ここまでDreameとNarwalのロボット掃除機について様々な角度から比較してきましたが、結局のところ「自分にはどちらが合っているのか?」という疑問が残りますよね。

そこで最後に、あなたのタイプやライフスタイルに合わせたおすすめを紹介していきます。
Dreameがおすすめの人 | Narwalがおすすめの人 |
---|---|
細かくカスタマイズして掃除をしたい人 性能重視で掃除をしたい人 メンテナンスの手間を極力減らしたい人 | 掃除機にお任せして手軽に使いたい人 より水拭き機能を重視したい人 メンテナンスは自分でしたい人 |
順番に解説します。
Dreameがおすすめな人

まずはDreameロボット掃除機が特に向いているタイプの方々を見ていきましょう。

以下のような方には間違いなくDreameをおすすめします。
- 細かくカスタマイズして掃除をしたい人
- 性能重視で掃除をしたい人
- メンテナンスの手間を極力減らしたい人
アプリの設定項目が非常に充実している点がDreameの大きな魅力です。


例えば、モップの濡れ具合を細かく調整したり、カーペットエリアでは吸引のみにするなど、掃除のスタイルを自分好みにカスタマイズできます。
特にこだわりが強い方や、部屋ごとに異なる掃除方法を適用したい方には、Dreameの柔軟性が大きなメリットになるでしょう。
またゴミ自動収集機能を利用したい人もDreameを利用すると良いでしょう。


強力な吸引力とゴミ自動収集機能により、ペットの抜け毛やトイレ周りの細かな砂などもしっかりと吸い取り、自動でベースステーションに回収してくれます。
このように手間を減らしたい方や細かい掃除がしたい人は、Dreameがおすすめです。

下記の記事では、Dreame L10s Ultra Gen2を実機レビューしつつ、使ってわかったポイントを解説しています。
関連記事Dreame L10s Ultra Gen2は買い?後悔しない?【使って分かった点を実機レビュー】

Narwalがおすすめな人

続いて、Narwalロボット掃除機が特に向いているタイプの方々です。

以下のような方にはNarwalをおすすめします。
- 掃除機にお任せして手軽に使いたい人
- より水拭き機能を重視したい人
- メンテナンスは自分でしたい人
Narwalの最大の特徴はシンプルで直感的な操作性です。
細かな設定に時間をかけず、「掃除はとにかくお任せしたい」という方には、Narwalのシンプルなアプリと「Freoモード」による自動最適化機能が非常に使いやすいでしょう。


スマート家電に詳しくない家族がいる家庭では、このシンプルさが大きな利点になります。複雑な設定をする必要がなく、誰でも簡単に操作できるんですよ。
ま水拭き機能を特に重視する方には、Narwalの丁寧な拭き上げ性能がおすすめで、特徴的な三角形モップによる水拭き性能は、床面を丁寧に拭き上げる効果があります。
さらに、汚水タンクや浄水タンクの構造がより頑丈で使いやすいのもNarwalの特徴です。

水の入れ替えや汚水を捨てる際の操作性が良く、日常的なメンテナンスが簡単に行えます。

Narwalは手軽に使いたい方や、スマートデバイスに不慣れな高齢の方がいるご家庭でも扱いやすいでしょう。
ただし、Narwalは定期的に本体のダストボックスを掃除する必要があります。
この点は手間ではありますが、逆に言えば「自分でしっかりメンテナンスしたい」「ゴミ捨てや掃除は自分の目で確認したい」という方には適しているとも言えます。

完全なお任せ派というよりは、掃除機の状態を自分で確認しながら使いたい方には、むしろこの「手動メンテナンス」が安心感につながるかもしれませんね!

下記の記事では、Narwal Freoを実機レビューしつつ、使ってわかったポイントを解説しています。
関連記事Narwal Freo(ナーワルフレオ)をレビュー【口コミは本当か?実際に使って分かったポイント解説】

まとめ
この記事では、高性能ロボット掃除機の有力メーカーであるDreameとNarwalの製品を様々な角度から比較してきました。

最終的な結論をまとめると、DreameとNarwalを比較すると、似たような高価格帯のロボット掃除機ですが、それぞれ特色があります。
- 総合的に考えると、Dreameの方がおすすめ
- Dreameはアプリの使い勝手や細かいカスタマイズで自分好みに掃除ができる
- Narwalは細かい設定が面倒な方に、お任せで掃除したい人におすすめ
- ベースステーションにごみ収集可能なのはDreame、Narwalは不可
どちらも優れた製品である一方で、ユーザーのライフスタイルや優先したい機能によって最適な選択は変わってきます。
私自身、両方のロボット掃除機を使ってみて、それぞれに魅力的な特徴があることを実感しました。
「とにかく手間なく完全自動化されたロボット掃除機が欲しい」「細かく設定して自分好みの掃除をさせたい」という方にはDreameをおすすめします。
一方、「シンプルに使いたい」「自分でメンテナンスしたい」という方にはNarwalをおすすめします。

それぞれ細かい部分で違いがあるので、自分の使い方に合わせて選んでみてくださいね!

