この記事は、WB red plus、ironwolfの違いやNAS用のHDDのおすすめはどれなのか?紹介している記事です。
WB redやplus、ironwolfの違いは?NAS用のHDDはどれを選べばいいの?おすすめがあれば知りたいな!
と言う疑問に答えます。
一言でHDDと言っても、NAS専用から一般のPC用HDDまで様々な種類があります。
NASに使うならNAS用のHDDが良いのか?一般のPCでも大丈夫なのか?って悩みますよね!
そこでこの記事では、NAS用HDDの定番であるWD RedとIronWolfの耐久性やスペック、コスパを比較しつつPC用のHDDではダメなのか?解説していきます。
NAS用HDDをどれにするか?悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
WB red plusの違いはどこ?【比較すると性能やコスパが異なる】
まず最初にWD RedとRed Plusの違いを解説します。
この②つのHDDの違いは、記録方式の違いです。
- WD Red⇒SMRという記録方式で、コストをかけずに容量を増やす技術を採用
- WD Red Plus⇒CMRという記録方式で、一定の速度でデータの書き込みが可能
端的に言うと、WD Redはコスパの良いNAS用のHDDで、WD Red Plusは容量よりもスピードの低下を抑えたモデルということが出来ます。
つまりWD Red Plusの方がシンプルに性能の高いNAS用HDDといえます。
一方で、IronWolfはSeagateが作っているHDDでコスパが良い点が魅力です。
そのため複数台のHDDを揃える必要がある時や予算が厳しい時に選ぶと良いでしょう。
個人的には、選ぶならWD Redでも十分な性能で価格もまずまずなので、イチオシです。
しかしスピードや従来のHDDの使い心地が欲しいならWD Red Plusがおすすめです。
WB red plusとironwolfならどっちがいい?【NAS用HDDのおすすめを徹底比較】
次にNAS用HDDのおすすめを紹介します。
2020年にNAS用HDDを選ぶなら、下記の2つのHDDのどちらかを購入するのがおすすめです。
上記のどちらも人気ですし、NAS専用のHDDなので安心して利用することが出来ます。
迷ったらこの2つのどちらかを選ぶと良いでしょう。
下記の記事では、家庭用NASキットのおすすめはどれなのか?SynologyやQNAPなどを詳しく比較しています。
関連記事【2024年版】SynologyとQNAPならどっちがいい?【NASのおすすめメーカーを徹底比較】
Western Digital WD Red【信頼性を重視する人におすすめ】
まず、信頼性を重視するならWestern Digital製『WD Red』がおすすめです。
Amazonなどで一番人気がありますし、評価も高いです。
NAS専用に作成されているので、耐久性も高く安心して利用することが出来ます。
容量もバリエーションが多く、非常に選びやすいのがメリットです。
信頼性を重視するならWestern Digital製『WD Red』が第①候補にしたいNAS用HDDといえます。
Seagate製 IronWolf【価格やコスパを重視する人におすすめ】
NAS用のHDDとして価格を重視するなら、Seagate製『IronWolf』がおすすめです。
価格が安いので、複数台のHDDが必要な場合などに適しています。
以前のSeagateは信頼性が低い時期もありましたが、現在は信頼性も向上しています。
Western Digital製のHDDに比べて価格が安いので、複数台のHDDを揃える時にトータルコストを抑えることも可能です。
少しでも価格を抑えたい場合は、Seagate製『IronWolf』がおすすめです。
NAS用HDDを選ぶ前に知っておきたい注意点【耐久性やコスパ、PC用HDDとの違い】
最後にNAS用HDDを選ぶ時の注意点を解説していきます。
耐久性やコスパ、PC用HDDとの違いを解説していきます。
- 耐久性⇒データを失うリスクの軽減
- コスパ⇒複数個のHDDを購入するなら大きく変わる
- データ復旧⇒故障した際の保険
- PC用HDDとの違い⇒NAS用HDDの方が耐久性が高い
順番に解説します。
耐久性【データの失うリスクの軽減】
NAS用のHDDを選ぶ時に一番大切なのは耐久性です。
もちろんNASはRAIDを組んだりすると、複数個のHDDが必要なのでコスパが大切なのは言うまでもありません。
しかし耐久性は重要で24時間起動し続けることを考えると、故障率の低いHDDを選ぶ必要があります。
耐久性やスペックで選ぶなら、Western Digital製の『WD Red』がおすすめです。
実際、今まで購入したWestern Digital製のHDDの中で故障したのは1台のみですし。
またAmazonならタイムセールで安くなることが多く、そのタイミングで購入すると、ほぼ同価格で購入できる点がメリットです。
保証期間が長い『WD Red Plus』もありますが、予算に余裕がある人なら購入しても良いでしょう。
家庭で利用する分には、ノーマルモデルの『WD Red』でも十分な性能と言えます。
コスパ【複数個のHDDを購入するなら大きく変わる】
次に重要なポイントとして、HDDの価格です。
HDDの価格は、容量によって大きく変わり、容量が多くなる方が価格が高くなりますし、 容量が小さいから一番安いとも限りません。
2019年では4TB程度のHDDが容量と価格のバランスが取れていておすすめですが、テレビ録画など大容量が必要な場合は8TB程度のHDDが良いでしょう。
上記の4つのHDDで言うと、Seagate製の『IronWolf』のコスパが良いです。
以前、Seagateは製造段階のトラブル等もあり、壊れやすいHDDというイメージが有りました。
しかし最近では、Seagateだから壊れやすいというイメージは薄れつつあります。
3年間の保証もありますし、なによりコスパが良いので狙い目のNAS用HDDと言えます。
データ復旧機能【故障した際の保険】
NAS用HDDには重要なデータを保存することも多いですし、24時間稼働することも多いので、故障のリスクが高くなります。
故障したHDDのデータ復旧を依頼するとかなり高額になる場合も多いです。
2016年の記事ですが日経ビジネスの『HDDの復旧、どうしてこんなに高いの?』という記事が参考になります。
そのデーテ復旧サービスが付与されているのはSeagate製『IronWolf Pro』です。
通常は年額約560円程度が必要なデータ・リカバリ・サービスが付帯されていています。
ノーマルモデルの『IronWolf』に比べて、価格は高いですが保証期間も5年に伸びますし、データの重要度に応じて選ぶと良いでしょう。
PC用HDDとの違い【NAS用HDDの方が耐久性が高い】
次にNAS用HDDとPC用のHDDのどっちを選ぶべきか?を解説します。
NASに利用するならNAS専用のHDDを選んだほうが、耐久性や信頼性が高いです。
- 耐久性⇒NAS専用HDDはロード/アンロードサイクルが、PC用HDDに比べて2倍多い
- 温度⇒NAS専用のHDDの方が上限となる温度が高い
- 保証期間⇒NAS用HDDの方が保証期間が長い
ロード/アンロードサイクルとは、HDDの記録ディスクが回転を停止した時に、ヘッドが記録ディスク外の領域に待避する方式のこと。
このように耐久性や動作時の温度、保証期間が違います。
NAS用のHDDは、24時間稼働し続けることを前提として作られているため、耐久性や安定性が高く作られています。
HDD自体が壊れにくく作られていますし、保証期間も一般のPC用HDDに比べて長い点が特徴です。
そのため基本的にはNAS専用のHDDを選ぶ方が良いです。
もちろん家庭用のHDDと比べて価格が若干高めなので、複数台揃えるとコストが高くなるデメリットもあります。
そのためデータの重要度にもよりますが、安心して利用するためにはNAS専用のHDDを利用するのがおすすめです。
まとめ
WB red plusの違いとは?おすすめのNAS用HDDを比較しました。
WB red plus、ironwolfの違いは、HDDとしての性能やコスパが異なります。
そのため使い方に合わせて選ぶのが大切で、信頼性重視ならWB redで、コスパならironwolfがおすすめです。
コスパと耐久性の両方を兼ね備えたWestern Digital製『WD Red』が一番おすすめですが、コスパを考えるなら『IronWolf』も良いでしょう。
通常は上記の2つのどちらかを選びましょう。
上記以外のNAS用HDDはプロモデルで価格は高くなりますが、データ復旧サービスや保証期間が長いです。
NASは24時間駆動させることも多いので、PC用の安価なHDDよりNAS専用のHDDの方が安心感が高くなります。
どちらを選ぶか?はデータの重要度によって決めると良いでしょう。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!