この記事はiPadの第10世代を買うべきか?実際に使ってわかった特徴や機能をレビューしつつ紹介している記事です。
第10世代のiPadが欲しいなって思うんだけど、特徴や機能について詳しいレビューが知りたいな!
という疑問に答えます。
第10世代のiPadは2022年10月に発売され、従来の無印iPadシリーズから大きなデザイン変更があり、フルスクリーンのディスプレイやA14 Bionicチップの搭載、USB-Cポートの採用など大幅に進化したモデルです。
2024年のApple初売りでWi-Fiの64GBモデルを購入した結果、所有しているiPad mini 6とは違う良さや使い勝手に大きな魅力を感じました。
iPad mini 6と比較して画面サイズが大きくて、見やすいのでキーボード等を準備すれば本当にパソコンのように使えて使い勝手が良いのに、コスパが良い点が嬉しいポイントです。
そこでこの記事では、iPad 第10世代を実際に使って分かった特徴や機能はどうなのか?詳しい実機レビューをまとめていきます。
iPadの第10世代を買うべきか?迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
iPad 第10世代を買うべきか?【iPad Air/iPad Pro/iPad miniとの比較】
まず最初にiPadの第10世代は買うべきか?から紹介していきます。
iPadシリーズの中で価格が一番安くデザインや性能のバランスが取れているのがiPad 第10世代です。
そのため誰にとっても使い勝手が良く、最初に購入するiPadや、バランスの取れた性能と価格のモデルが欲しいなど、幅広いユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
しかしAppleのiPadシリーズには他にも魅力的なモデルが存在していて、それぞれ異なる使い方や使用用途に合わせて設計されています。
\\現在発売中のiPadシリーズ//
シリーズ | 特徴 |
---|---|
iPad Pro | iPadシリーズにおける最上位モデル |
iPad Air | iPadシリーズの中で薄くて軽い!性能のバランスが取れた上位モデル |
iPad | 通称無印アイパッド。iPadシリーズの中で一番低価格でコスパが良いモデル |
iPad mini | iPadシリーズの中で最もコンパクト。片手で持てるサイズが特徴のモデル |
そのためiPad 第10世代をiPad Air(第5世代)やiPad Pro、iPad miniと比較し、それぞれのモデルがどのようなユーザーに適しているかを探ります。
iPad Air(第5世代)との比較
まず最初にiPad第10世代とiPad Airの第5世代を比較していきます。
iPad 第10世代とiPad Air(第5世代)は、多くの点で似ています。
\\iPadとiPad Airのスペック比較//
仕様 | iPad (第10世代) | iPad Air (第5世代) |
---|---|---|
モデル | Wi-Fi / Wi-Fi + Cellular | |
仕上げ | シルバー、ブルー、ピンク、イエロー | スペースグレイ、スターライト、ピンク、パープル、ブルー |
容量 | 64GB、256GB | |
サイズ | 幅:248.6mm 高さ:179.5mm 厚さ:7mm | 幅:247.6 mm 高さ:178.5mm 厚さ:6.1mm |
重量 | Wi-Fi:477g Wi-Fi+Cellular:481g | Wi-Fiモデル:461g Wi-Fi + Cellularモデル:462g |
ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
チップ | A14 Bionicチップ | M1チップ |
カメラ | 12MP広角カメラ | |
フロントカメラ | 12MP超広角カメラ | |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影 | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 (802.11ax) | |
ポート | USB-Cポート |
両モデルともに10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、カメラの性能やどちらもUSB-Cポートを搭載しているなどの部分は同じです。
しかし、iPad AirはM1チップを搭載しており、これはiPad 第10世代のA14 Bionicチップよりパフォーマンスが高い点が特徴です。
そのためiPad Airは、プロフェッショナルな作業や高度なマルチタスクに適しており、より高い処理能力を必要とするユーザーにおすすめです。
一方で、iPadの第10世代はコスパに優れていて、特定の使用目的ではなく、日常的な使用やエンターテイメント、学習用途に最適で、コストパフォーマンスに優れています。
このようにiPad第10世代とiPad Airの第5世代を比較すると、似ている部分も多いですが、よりスペックが高いのがiPad Airと言えるでしょう。
iPad Proとの比較
次にiPad 第10世代とiPad Proを比較していきます。
iPad Proシリーズは、Appleのタブレットの中で最も高性能なモデルです。
\\iPadとiPad Proのスペック比較//
仕様 | iPad (第10世代) | 11インチ iPad Pro | 12.9インチ iPad Pro |
---|---|---|---|
モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデル | ||
カラー | シルバー、ブルー、ピンク、イエロー | シルバー、スペースグレイ | |
容量 | 64GB、256GB | 128GB、256GB、512GB、1TB、2TB | |
サイズ | 幅:248.6mm 高さ:179.5mm 厚さ:7mm | 幅:178.5 mm 高さ:247.6 mm 厚さ:5.9 mm | 幅:214.9 mm 高さ:280.6 mm 厚さ:6.4 mm |
重量 | Wi-Fi:477g Wi-Fi+Cellular:481g | Wi-Fiモデル 466g Wi-Fi + Cellularモデル 468g | Wi-Fiモデル 682g Wi-Fi + Cellularモデル 684g |
ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ | 11インチ Liquid Retinaディスプレイ | 12.9インチ Liquid Retina XDRディスプレイ |
チップ | A14 Bionicチップ | Apple M2チップ | |
カメラ | 12MP 広角カメラ | 12M P超広角カメラ | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 (802.11ax) | Wi-Fi 6E (802.11ax) | |
ポート | USB-Cポート | Thunderbolt / USB 4ポート |
最新のiPad Proは、M1チップを搭載し、ProMotionテクノロジーによる120Hzのリフレッシュレートを備えたディスプレイ、そしてThunderboltポートを搭載しています。
これらの機能は、特にプロフェッショナルなクリエイティブワークや高速なデータ転送を必要とするユーザーにとって重要です。
そのためパソコン並みの高スペックなタブレットが欲しい人におすすめです。
iPad 第10世代は、これらの高度な機能を提供しないものの、一般的な日常使用や学習、エンターテイメント用途には十分な性能を備えており、より手頃な価格で提供されます。
このようにiPadにどのような性能を求めるのか?が見極めるポイントです。
iPad miniとの比較
次にiPad(第10世代)とiPad miniを比較していきます。
iPad miniは、ポータビリティを重視するユーザーに最適なモデルです。
\\iPadとiPad miniのスペック比較//
項目 | iPad | iPad mini |
---|---|---|
モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデル | |
カラー | シルバー、ブルー、ピンク、イエロー | スペースグレイ、ピンク、パープル、スターライト |
容量 | 64GB、256GB | |
サイズ | 幅:248.6mm 高さ:179.5mm 厚さ:7mm | 高さ:195.4 mm 幅 :134.8mm 厚さ : 6.3 mm |
重量 | Wi-Fi:477g Wi-Fi+Cellular:481g | Wi-Fiモデル 293g Wi-Fi + Cellularモデル 297g |
ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ | 8.3インチ Liquid Retinaディスプレイ |
チップ | A14 Bionicチップ | A15 Bionicチップ |
カメラ | 12MP 広角カメラ | 12MP 広角カメラ |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 (802.11ax) | |
USBポート | USB-Cポート |
iPad miniは8.3インチのディスプレイを搭載しており、手のひらサイズで持ち運びやすいのが特徴です。
一方で、iPad 第10世代は、より大きな10.9インチディスプレイを提供し、動画視聴やドキュメント作成、ウェブブラウジングなどのタスクに適しています。
このようにiPadとiPad miniの大きな違いはディスプレイサイズと言えます。
サイズと携帯性を最優先する場合はiPad miniが適していますが、画面サイズやマルチタスクの利便性を重視する場合はiPad 第10世代がおすすめです。
iPad 第10世代を実機レビュー【デザインや機能の特徴を紹介】
次にiPad 第10世代についてレビューしていきます。
実際に使ってわかったデザインや機能の特徴は下記のとおりです。
- デザイン⇒新色イエローを含むポップでカラフルな4色展開
- 機能⇒コンテンツ視聴から仕事用途まで日常使用に便利
- カメラ機能⇒12MPの超広角フロントカメラで使い勝手が良い
- 使い勝手⇒ステレオスピーカーやTouch IDの利便性が良い
- 不満点&デメリット⇒Apple Pencilの第2世代には非対応
順番に紹介します。
デザイン【新色イエローを含むポップでカラフルな4色展開】
まず最初にデザインからレビューしていきます。
4色あるカラーの中で僕自身はブルーを購入しました。
明るくてポップな印象になりますが、かといって派手という感じもなく爽やかな印象です。
2022年10月に発売されたiPad 第10世代は、今回購入したブルーに加えて、シルバーやピンク、そしてiPad史上初のイエローを含む4色から選ぶことが可能です。
どの色も全体的に明るい印象の色合いで、気分が明るくなりそうです。
他のiPad AirやiPad miniのカラーに比べて明るい色合いで、家庭で使うには非常に良い色だと思います。
機能【コンテンツ視聴から仕事用途まで日常使用に便利】
次に機能についてレビューしていきます。
動画などのコンテンツ視聴から、WordやExcelなどを利用した仕事用途でも問題なく使うことが可能です。
iPad 第10世代は、10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しているので、画面サイズも大きく、視認性も高いです。
そしてA14 Bionicチップを搭載していて、USB-Cポートを搭載しているので、作成した書類やファイルをUSBメモリなどに手軽に保存することが可能です。
もちろんYouTube用の動画編集などは、スペックが高いiPad Proなどを利用した方が快適に作業できます。
しかし日常のコンテンツ視聴から仕事用途まで幅広く対応していて、何でもできる!という点では非常に使い勝手が良いと思います。
カメラ機能【12MPの超広角フロントカメラで使い勝手が良い】
次にカメラの性能についてレビューしていきます。
iPad 第10世代のフロントカメラは、12MPの超広角カメラを搭載しています。
このフロントカメラはiPad史上初の試みとして、横向きに配置されていて、オンライン会議やビデオ通話時の自然な画角を実現しています。
またセンターフレーム機能による自動追従もあり、キッチンで料理をしながらのビデオ通話など、さまざまなシチュエーションでの利便性が向上しています。
もちろん、僕自身が現在利用しているiPhone 15Proのカメラと比較すると、特にズームを多用すると画質の粗が気になる部分がありますが、手軽に使うには使い勝手が良いと思います。
高品質な画像を多く撮影したい!と考えているなら、iPad Proも検討すべきですが、手軽に使いやすいiPadを探しているなら、使い勝手が良いと思います。
使い勝手【ステレオスピーカーやTouch IDの利便性が良い】
次に使い勝手についてレビューしていきます。
印象的だったのは両側から音が発せられるステレオスピーカーを搭載している点です。
以前のiPadは片側にしかスピーカーが配置されていなかったので、横向きで動画を視聴すると片側からしか音が出ない違和感が強くありました。
しかしiPad 第10世代は、横向きにした時に両側から音が発せられるステレオスピーカーを搭載しているので、映画や音楽、ゲームなどのコンテンツをより臨場感あふれるサウンドで楽しむことができます。
特に、動画コンテンツの視聴時には、まるでその場にいるかのような没入感を体験できる点が魅力です。
またセキュリティ面では、ボタン一体型のTouch IDを採用しています。
人によってFace IDの方が便利に感じる人もいますが、マスクを着用している場合や指を当てるだけでスムーズにデバイスのロック解除が可能な点は使い勝手が良いです。
個人的にはボタン一体型のTouch IDも特に不便を感じずに使っているので、デメリットを感じていません。
ことように動画視聴の快適さは大きく上がっていますし、Touch IDの認識率も高くて、使い勝手は非常に良いと思います。
不満点&デメリット【Apple Pencilの第2世代には非対応】
最後に不満点やデメリットを紹介していきます。
iPad 第10世代はApple Pencilの第2世代に非対応な部分が惜しい!と感じました。
というのも対応しているのはApple Pencilの第1世代とUSB-Cモデルの2種類です。
Apple Pencilの第1世代は充電するコネクタがLightningコネクタなので、アダプタを利用しないと充電できません。
そのため汎用性を求めるならUSB-CモデルのApple Pencilを利用することになりますが、圧力検知の機能が除かれています。
純粋にApple Pencil第2世代が高性能ですがiPad第10世代では利用できないので、ちょっと勿体無い感じになっている点が非常に惜しいポイントかな?と感じました。
iPad 第10世代を購入する前に知っておきたい注意点【Q&A】
最後にiPad 第10世代を購入する前に知っておきたい注意点を紹介します。
簡潔にQ&A形式で紹介していきます。
iPad 第10世代は買うべき?
iPad 第10世代は高スペックのタブレットではなく、コスパやバランスの良い性能を求めている人には最適なモデルです。
使い勝手も良く最初の一台としてもおすすめです。
iPad 第10世代が対応しているApple Pencilはどれ?
第1世代のApple PencilとApple Pencil(USB-C)の2つに対応しています。
Apple Pencil(第2世代)には対応していないので注意が必要です。
iPad 第10世代の純正キーボードはある?
「Magic Keyboard Folio」がiPad(第10世代)専用のApple純正キーボードとして発売されています。
またBluetooth接続可能なキーボードは利用することが可能です。
まとめ
- コスパと性能のバランスが取れていて、誰でも使いやすい
- USB-Cポートやステレオスピーカーなど機能が充実
- ポップで明るいカラーが非常にオシャレ
- Apple Pencilの第二世代には非対応
iPad 第10世代を買うべきか?実機レビューで紹介しました。
iPad 第10世代は、2022年10月にAppleから発売された最新のタブレットで、価格と性能のバランスが取れている点が特徴です。
iPad 第10世代を購入する決め手は、そのバランスの取れた性能と価格にあります。
最新の技術を搭載しながらも、手が届きやすい価格設定は、多くのユーザーにとって魅力的です。
日常的な使用から、仕事や学習、エンターテイメントまで、幅広いシナリオでの使用を想定して設計されており、一台で多様なニーズを満たすことができます。
- デザイン⇒新色イエローを含むポップでカラフルな4色展開
- 機能⇒コンテンツ視聴から仕事用途まで日常使用に便利
- カメラ機能⇒12MPの超広角フロントカメラで使い勝手が良い
- 使い勝手⇒ステレオスピーカーやTouch IDの利便性が良い
- 不満点&デメリット⇒Apple Pencilの第2世代には非対応
iPad 第10世代は、初めてiPadを購入するユーザーから、アップグレードを検討している既存のiPadユーザーまで、幅広い層におすすめです。
YouTube用の動画編集などを考えているなら、iPad Proの方が良いですが、ライトユーザーにはiPad第10世代が一番良いのかな?と思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!